これまでNHKの朝ドラは、
激動の時代の中、困難を乗り越えて偉業を成し遂げる女性を主人公にしたものが
圧倒的に多かったように思います。
そんな中、初めて「頑張らない人」を主人公にしたものが
「ゲゲゲの女房」でした。
「頑張らない」というのは、決して「怠け者」という意味ではなく、
「人を押しのけてまで何かをするような人ではない。」という意味です。
こういう「頑張らない人」、「常に自分よりも他人のことを考える人」こそ、
本当に芯が強い人ではないかと思います。
今回の「おかえりモネ」のモネちゃんは、
もちろん頑張って気象予報士の資格を取り、
その知識を地域のために役立てようと頑張っている人だったけど、
そこには変な上昇志向とかは全く感じられなかった。
また、朝ドラのヒロインにありがちな大声を張り上げるシーンもなく、
常にささやくようなあの「頑張らない」しゃべり方も好きでした。
つまり、ちょうど良い具合で「頑張らない人」でした。(^-^)
さて、117話(時代は2020年1月14日)、モネの実家に来た菅波先生が
東京の病院からの「呼吸器科の医師が必要」という電話で
呼び戻されるシーンがありました。
あのスローモーションの菅波先生の後ろ姿を見て、
私はまるで予言者のように、
「先生、これからものすごく大変なことが起こるけど、
2021年の10月には感染者も減るから、それまで頑張るんだよ!」
と声を掛けました。
そして、今日(正確には昨日)、最終回を見た時、
時代は2022年の夏に変わっていました。
【画像お借りしました】
「予言者」だったはずの私を飛び越えて、
モネちゃんと菅波先生は、
「2022年の夏にはマスク無しでハグしても大丈夫なくらいコロナは終息している。」
ことを教えてくれました。
半年間、ちょうど良い朝をありがとう!!