最近、豆乳の第3次ブームという言葉をよく聞きます。
スーパーの豆乳売り場を見ても、無調整のものだけでなく、
味付けされた豆乳のバリエーションも豊富になっています。
第3次ブームということは、第1と第2もあったわけで・・・。
それがいつ頃なのか調べてみたくなりました。
豆乳生産量の推移を表すグラフをお借りしました。
このグラフによると
●第1次ブームは1983年
消費者の健康意識が高まり、豆乳の持つ健康効果に期待が高まりました。
でも、豆乳独特の「青臭さ」を消すことが技術的に難しく、
ブームはすぐに下火となりました。
たしかに・・・
思い返してみると、その頃私は麦芽味の豆乳を飲んでいました。
無調整のものは、とても飲めなかったのだと思います。
●第2次ブームは2000年~2005年
この時代、一番影響力があったのはマスメディアの力でしょう。
健康番組が、豆乳の健康効果、美容効果を紹介しました。
さらに製造技術が進んだことで、「青臭さ」は消え、飲みやすくなりました。
しかし、このグラフを見ると、2005年から生産量はガクンと落ちています。
これは、2005年に「大豆イソフラボンの過剰摂取問題」が発表されたためです。
詳しくは、こちらをご覧ください。
この影響を受け、生産量はみるみるうちに減少していきました。
●第3次ブーム 2017年~
現在の豆乳の使い方で、これまでと違うところは
料理に使う人が増えてきたということです。
豆乳鍋を始めとして、シチューやグラタンなどにも豆乳が使われます。
ということは、「無調整」のものに関心が高まっているということですね。
私は、豆乳自体をゴクゴク飲むことはしませんが、
こちらのタイプをずっと料理に使っています。
こちらは豆乳で作ったグラタン。
これまでの豆乳の歴史、変動もよくわかったので、
今後も豆乳を「ブーム」としてでなく、使い続けたいと思います。(#^.^#)