UGUG・GGIのかしこばか日記 

びわ湖畔を彷徨する独居性誇大妄想性イチャモン性前期高齢者の独白

枯葉散る夕暮れなのだけれど・・・

2015-11-20 01:42:46 | 日記

五輪真弓さん、おひさしぶりですね

枯葉散る夕暮れは来る日の寒さを物語っていますね

雨に壊れたベンチには愛をささやく歌なんかありませんね

でも日が暮れていきますね

お腹がすきますね・・・

 今日の写真はまたしてもナンキンハゼさんです、雨に濡れた歩道に舞い降りて落ち葉と化したナンキンハゼさんの葉っぱたちです、よろしければクリックしてご覧くださいませ

 グッドナイト・グッドラック!


ローマ法王の言葉・・・湾岸戦争~パリ同時多発テロ

2015-11-19 00:47:38 | 日記

今年のはじめ、120日の日記に《湾岸戦争のとき、GGIは東京のヴァチカン大使館あてに「法王さま、どうか戦争を止めさせてください、戦費として一兆円もの大金を米国に支払うようなことはやめるよう日本政府を説得してください」という手紙を書いたら、「法王はあなたに代わって、神にお祈りになられました」という正式の返事が来た、といった意味のことを書きました。(http://blog.goo.ne.jp/ugugggi/d/20150120 )

この120日の日記に、以下のようなことも書いておきました

 当時GGIは、法王の存在とはどのようなものであるのか、ろくに知らなかったのですが、何年かして偶然、作家の堀田善衛の、ヨーロッパにおける法王の存在について記したエッセーを目にしました、そこで堀田氏はおおむね次のようなことを記しておられました、 「ヨーロッパでは、何か重大な出来事が起きると、そのことについて法王はどう考えているのだということを人々は密かに話題にする。常に人々は法王のことを気にかけ、ヴァチカン放送に耳を傾ける・・・・湾岸戦争のとき、法王はこれは新たな十字軍であり、歴史に大きな禍根を残すと必死で反対を訴えていた、それは側近たちが、法王の身に危険が及ぶのではないかと危惧したほどであった」、 なるほど法王というのはヨーロッパではそういう存在なのかとGGIはちょっぴり納得したのでありました。》

 湾岸戦争(1990年8月~1991年)当時のローマ法王はポーランド出身のヨハネ・パウロ2世、彼はイラク戦争にも強く反対していました。

かようなしだいで、GGIはこのたびのパリ同時多発テロについてアルゼンチン出身の現在の法王は何か言っておられるだろうかと思いちょっぴり調べてみましたら、次のような短いニュースが報じられていました。

《パリ同時多発テロ>ローマ法王「理解し難い」
(毎日新聞
 11月14日、デジタル版)
《パリの同時多発テロを受け、フランシスコ・ローマ法王は14日、イタリアメディアの電話取材に「宗教的にも、人間としても今回の事件は正当化できない。人が行ったこととして理解するのは難しい」と指摘。法王は以前、21世紀に入ってから紛争が絶えない状況を「第三次世界大戦」と表現していたが、今回のテロについて「これは(大戦の)一部分だ」と述べた。【三木幸治】》

フランシスコ法王の「21世紀に入ってからの絶え間ない戦乱は第三次世界大戦である」という明確な認識に、正直申し上げて日本の一市民であるGGIとしましては少々驚きであるとともに深く感じ入りました、まことに的を得た勇気ある発言であると言うべきでありませう、

この第三次世界大戦の発端は、パパ・ブッシュが始めた湾岸戦争であると言ってもよいと考えられますが、湾岸戦争に必死に反対していたパウロ2世の「これは新たな十字軍だ、歴史に大きな禍根を残す」と言う言葉は現在の混乱を極めた状況を正確に予見するものであったと言ってよりでありませう

新聞報道によりますと米、仏、ロシアの空軍が11月17日、いっせいに「イスラム国」の拠点に空爆したとのことです、これはまさに戦争そのものです、イラク戦争に参加したことが国内で疑問視されているイギリスはこれまで軍事介入に消極的だったのですが、ここにきてキャメロン首相は米国主導の空爆に参加することを表明しているとされています。

欧米などの大国が勢ぞろいでありますから、パウロ2世とフランシスコ法王の発言を考え合わせますと、まさに欧米新十字軍対イスラム圏の「第三次世界大戦」ということになります

このままで事態が進んでいきますと、アベ君は米国から「日米同盟命というのであれば集団的自衛権が行使ができるようになったことでもあるし、ひとつ協力して第三次世界大戦に参戦したらどうかね」などと言われる日が遠くないかもしれませぬ

今日の写真は、もうナンキンハゼなんかには飽きたという方のためにわがサザンガーデンに咲き始めたサザンカの花を撮ったものです、よろしければクリックしてご覧くださいませ

グッドナイト・グッドラック!

 

 


せっかく書いた日記がどこかへ行方不明になってしまったので・・・

2015-11-18 01:39:32 | 日記

さきほど今日の日記を書き上げたのですが、しっかり保存したはずなのですが、どこかへいってしまいました

かようなしだいで今日は写真だけで失礼いたします

またしてもモネふうナンキンハゼさんを撮ったものです、よろしければクリックしてご覧くださいませ

グッドナイト・グッドラック!

 


ああ、この寂しさはもう認知症なのかあぁぁぁ・・・

2015-11-17 00:36:33 | 日記

昨日の夕方、わが長兄から珍しく長いメールがきました、「オッサン、ええ年してケータイでこんな長いメール、よう書くなあ」と感心すると申しますか、正直申しあげてあきれてしまいました、GGIはメールはできるかぎり短く、駄文は駄文らしくひたすらダラダラと長くという主義だからです

内容もまた珍しいものでありました、この兄(79歳)、ひごろ認知症がどうのこうのなどということにまったく無関心であると思っていたのですが、認知症についてのメールでありました、メールの内容は以下の通りであります

《先日NHKスペシャル・シリーズ認知症革命第一回「ついに分かった!予防への道」を見た、オマエは歩くのが遅いから、見ていないなら17日の深夜に再放送があるから見よ、再放送を見るの忘れたら「NHKオンデマンド」でも後日見られるから見よ!》

このようなことをわざわざ言ってくるのは真に有難きことではありますが、兄にしては極めて珍しきことでありますので、再放送をぜひ見ないと悪いなあと思っておりましたら、夜になって某知人が電話してきました

「あのなあ、GGI、先日言っていた《中高年から始めるらくらくピアノ》、習うつもりなら、おれのキーボード、貸してやってもいいぞ」

「ああ、あれなあ、おれ知らなかったけど、《全日本らくらくピアノ協会》というのがあるそうや、そこの認定講師が教えてくれはるんやて、でも、まあ、老人のみなさんピアノを弾きませう、ボケ防止に最適ですというとろやなあ」

「ボケ防止いうたらなあ、先日、NHKで特集番組、やっていたぞ」

アチャーであります、兄がメールで言ってきた番組のことでありました

「ふ~ん・・・その番組でどんなこと言うていたんや?」

「あのなあ、MCI?とかいう指数があって、その値が高いほど認知症になりやすいそうや、たとえばこんな傾向がある人間は要注意らしい」

「ふーん、どんな傾向や」

「一つは歩き方が遅い」

「それ、あたりや、おれ昔から遅い、誰かに《GGI、おまえ歩いているのか止まっているのかわからんなあ》と言われたことがある、先日も赤ん坊を載せた乳母車押して小さな男の子の手を引いて、おまけに子犬まで連れている若い母親に追い抜かれてしもうたぁ・・・あのときはまことに我ながら情けなかった・・・ほんまに母は強やしや」

「GGIはどうしてそんなにノロノロしか歩けんのや?」
「あのなあ、オレは考えるアシや」
「えっ、何!GGIは足で考えるのか!」
「このアホ、何言うてるのや、足やない、葦や、思索にふけりながら歩くから遅いのや、それでその次は何や?」

「それからなあ、小銭で払えばいいのに、ジャラジャラして数えるのが面倒くさいので、つい千円札なんかで払ってしまう」

「それも当たりや、しょっちゅうや、スーパーのレジや駅の券売機などで準備のわるいアホなオバはんやトシ寄りなんかがノロノロ小銭なんか数えていると、腹立つんや、こら~、はよせんかい、だからオレ、ヒトに迷惑かけんように心がけているだけや、オレは公共精神に富んでいるだけや、その次は何や?」

「次はなあ、服装がだらしない」

「う~ん、当たりかもしれんなあ、オレ、むかしからピッチリした服、嫌いなんや、若いころはダーバンなんか着てアラン・ドロン気取りやったけどなあ、大きめのゆったり着るのが趣味、オレ、なかなかセンスのええシティボーイ様や、でもなあ他人は、《おい、ズボン垂れ下がってるでぇ、ジャケットも大きすぎや、GGI、だらしないなあ、もうちょっとシャキッとできんかあ》と言いよる、まったく近頃は何も分かってない失礼なヤツが多いなあ」

「それから次は、最近料理するのがめんどうになってきた、これはうちのヨメサンは大当たり、そやから難儀してる」

「アッ、それも当たり、でもなあ、別に年とってなくても料理が嫌いで手抜きする悪妻はゴマンといる、だから認知症とは関係ないのと違うかぁ、まあGGIさまは、夕飯はだいたいは自分でつくるけど、朝めしがメンド―、午後すぐ用事があるときなんか、遅いアサメシ作っていたら間に合わん、それでわが台所代わりの徒歩1分、平和堂さんのスーパーへ行って、サンドイッチなんか買ってくるんや、このごろだんだん頻度がふえてきたなあ」

「そうかそうか、わかった、もうGGIは認知症予備軍のリッパな兵士や、でもなあ、予備軍から脱する方法があると言っていたぞ」

「どうするんや・・・」

「たとえば脈拍が1分間に100を超えるぐらいのスピードであるく、一日三回、このスペードで10分間歩けばよいそうや」

「そんなメンド―なことできるかよぉ・・・あのなあ、オレなあ、生まれてこのかた、体を鍛えるなんていう野蛮なことはただの一度もしたことないのや・・・ムリ言うな」

知人がヘンな電話をしてきたおかげで、まことに寂しきハナシになってしまいました、でも、とりあえずは兄の命令に従い、再放送を見るべく努力することにいたしませう

 今日の写真はこの寂しさを紛らすために我が愛しのナンキンハゼを撮ったものです、夕やみ迫るころに撮りましたので、いい具合にピンボケになり、モネの絵のようになってしまいました、よろしければクリックしてご覧くださいませ

グッドナイト・グッドラック!

 

 


アベ君のもくろむ憲法改正に追い風のパリ同時多発「テロ」・・・・

2015-11-16 01:03:10 | 日記

11月14日未明(日本時間)、パリで同時多発「テロ」事件が起きました、新聞報道などを読んでいて、一般市民を標的とした「テロ」には確かに正義はなく、非難されるべきであるけれど、それでは天に代わりて不義を討つといわんばかりの「空爆」に果たして正義はあるのだだろうか、宣戦布告も行わず国連安保理の決議も得ずに、自国が攻撃を受けているわけでもないのに、国外で勝手に「空爆」を行うのは正義だろうかという疑問を抱かざるを得ませんでした

 日本のメディアはもちろんのこと欧米のメディアも、そしてGGIを含めた私たち市民も、米国やフランスがいわゆるISをやっつけるために国連決議を経ずに勝手に空爆を開始したとき、たいして気にもとめていなかったように思います、あんな悪い連中にこのくらいのことあたりまえやろう・・・という感じであります、

新安保法制反対の動きのなかで、これは「戦争法」であるとしながらも、現実に行われつつある欧米諸国による「戦争」であるところの空爆に反対する声はメディアにも、GGIを福得た市民の中にもほとんどなかったのではないかと思われます

ですから、空爆に巻き込まれて殺されることになる無辜の民のことなんか気にもとめていなかったのではないかと思います。でも、 ,これまでに米仏などの「有志連合」による空爆はのべ8000回にも及んでいるとさていることを考えますと、GGIは、これまで空爆ですでに殺されてしまった無辜の民の数はパリでの犠牲者の数を優に上回っているのではないかと思っています

このようなことを書きますと、なんだGGIはパリでの市民殺戮はたいしたことではないと考えているのではないかと思われるかもしませんが、決してそうではありませぬ、GGIが申し上げたいのは、「テロ」反対を叫ぶのであれば、このような事実や状況を考えにいれたうえでないと、反対の叫びは底の浅いものになってしまうのではないかということなのです

その後、米仏に便乗してロシアも空爆を開始しています、それにまことに恥ずかしいことにGGIは知らなかったのですが、オランダ、ベルギー、英国、デンマーク、オーストラリアなどまで空爆を行っているのです。(カナダは先日の日記に記しましたように最近、政権交代後に、空爆を行っていた戦闘機を引き揚げると米国に通告しています、メルケル首相率いるドイツは空爆に参加していません、ドイツはイラク戦争にも参加していません、アフガンの治安維持支援部隊への派兵に一時積極的でしたが、一年前に撤退しています

 まあ、自国が攻撃を受けているわけでもないのに、あいつらは悪いヤツや、一斉にそれやっつけろというのでは国際法も国連も何もあったものではないなあ、というのがGGIは感想でありますが、これは一つの見方、みなさんそれぞれにお考えをお持ちでありませう

 でも今日の話題は別のことであります、実はGGI、この事件を知ったとき、日本の市民にとって非常に悪いタイミングで事件が起きてしまったなあとすぐに思い至りました

 なぜかと申しますとありませぬ、この事件が起きる直前、11月の10日と11日、閉会中の国会で開かれた衆参両院の予算委員会で、あのアベ君、憲法を改正し「緊急事態条項」を設けることを考えている、改正はまずは「緊急事態条項」から手をつけたいなどと明言しているからです

 緊急事態条項と申しますのは、政府が「緊急事態」であると認めた場合は法律の効力を一時的に停止することできることを中心的内容とするものです、場合によっては憲法の一時的停止もあり得るのではないかと考えられます、この条項は「非常事態宣言」あるいは「戒厳令」に関する条項であると言ってもよいでありませう

フランス政府はいま非常事態宣言を行っていますが、このフランスの事態を見て、アベ君は、ほら見たことか、やっぱり「緊急事態条項」は絶対に必要じゃないかと、張り切るのではないかとGGIは非常に憂慮しているのです、パリでの殺戮事件により日本でも「テロ」対策の強化が声高に叫ばれるようになることでありませう、「テロ」対策強化の延長線上にあるのが「緊急事態条項」である、と言ってもあながち間違いではないでありませう

 自民党の憲法改正草案の「緊急事態条項」の内容は以下の通りです(下線はGGIが付けたものです)

第九章 緊急事態
(緊急事態の宣言)

第九十八条 内閣総理大臣は、我が国に対する外部からの武力攻撃、内乱等による社会秩序の混乱、地震等による大規模な自然災害その他の法律で定める緊急事態において、特に必要があると認めるときは、法律の定めるところにより、閣議にかけて、緊急事態の宣言を発することができる。
2 緊急事態の宣言は、法律の定めるところにより、事前又は事後に国会の承認を得なければならない。
3 (省略)
4 (省略)

緊急事態の宣言の効果)
第九十九条 緊急事態の宣言が発せられたときは、法律の定めるところにより、内閣は法律と同一の効力を有する政令を制定することができるほか、内閣総理大臣は財政上必要な支出その他の処分を行い、地方自治体の長に対して必要な指示をすることができる。
2 前項の政令の制定及び処分については、法律の定めるところにより、事後に国会の承認を得なければならない。
3 緊急事態の宣言が発せられた場合には、何人も、法律の定めるところにより、当該宣言に係る事態において国民の生命、身体及び財産を守るために行われる措置に関して発せられる国その他公の機関の指示に従わなければならない。この場合においても、第十四条、第十八条、第十九条、第二十一条その他の基本的人権に関する規定は、最大限に尊重されなければならない。
4 緊急事態の宣言が発せられた場合においては、法律の定めるところにより、その宣言が効力を有する期間、衆議院は解散されないものとし、両議院の議員の任期及びその選挙期日の特例を設けることができる。

要するに政府が「緊急事態」であると認めたときには、法律を停止し、政令により何でも命じることができる、国民はそれに従わなければならない、ということです、この条文で「法律」が何を指しているのか定かでないのですが、この法律と言う言葉には憲法も含まれる可能性があります、法律を停止し全権を内閣に委任する・・・かつてヒットラーは政権についた後、この方法でワイマール憲法の基本的人権に関する条項を停止したのでありました・・・

今日の写真は、もうご覧になっている方も多いかと思いますが、パリの事件、サッカー場の混乱ぶりを伝える毎日新聞の記事に掲載されていた写真を借用したものです

グッドナイト・グッドラック!