パリ無差別市民殺戮事件のあとフェイスブックとやらではフランスの三色旗がおおはやりとことです
フランスの三色旗は青、白、赤の三色、青は「自由」、白は「平等」、赤は「友愛(博愛)」を象徴しているとされております
でもパリでの事件直後には仏空軍がすばやく「イスラム国」の拠点に空爆を敢行、11月18日には誇り高きフランスの軍事力のシンボルともいえる原子力空母「シャルル・ドゴール」が南仏の軍港ツーロンを出港、ペルシャ湾に展開し大規模な軍事報復攻撃を行う見通しと報じられています
三色旗の赤=友愛はいったいどこへ行ってしまったのでありませうか、それともこれがフランス流の「友愛」なのでありませうか、欧米という仲間内だけの友愛は仲間以外にはいきなり空母を差し向け友愛あふれる猛烈な空爆を敢行することを意味しているのでありませうか、自分の身は安全な高い空から地を這って逃げ惑う無辜の民をも平気で殺傷することを意味しているのでしょうか・・・・
フランスの市民のみなさん、ベトナムで戦って、その後遺症になやむフランス人青年を主人公した映画がかつてありました、「シベールの日曜日」という作品です、パリ郊外で静かに暮らす青年はかつてインドシナ戦争で戦闘機のパイロットとして従軍したことがあり、水田を逃げ惑う少女を追い詰めて銃撃した記憶に苛まれ、そのため、精神に深い傷を負っていました
また、あなたの国の軍隊がアルジェリアでもずいぶん醜いことを行っていたことも、あなたちは知っているはずです、「パラ」の名でアルジェリアの人々に恐れられていたパラシュート部隊による拷問の凄まじさなどを描いた「尋問」というドキャメントやアルジェリア市民の仏軍との凄惨極まる戦いをえがいた「アルジェの戦い」という映画があることをあなたたちは知っているはずです
フランスは二次大戦の後、インドシナ戦争、次いでアルジェリア戦争に敗北することにより歴史を学んだはすなのです・・・・
フランスの市民のみなさん、かつてアジア・太平洋で意味のない戦争を行い、数知れぬ多くの無辜の民を殺害し傷を負わせたという過去を持つ日本の一市民としてお伝えします
自由・平等・博愛をほんとうに信じているのであれば、どうか「テロ」に反対するだけではなく、フランシスコ・ローマ法王がおっしゃっていることにも耳を傾け、「第三次世界大戦」であるところのこの戦争にも、すなわちフランスが「有志連合」の主要な一員であるところのこの戦争にも、この空爆にも、しっかり反対してください、それでこそ本物の友愛ではないでせうか?それこそが歴史に学ぶということではないでせうか?
などと考えながらわがガーデンを散策しておりましたら、何とGGIの目の前で三色旗が風に元気よくはためいておりました!
今日の写真はわがガーデンで翩翻(へんぽん)とひるがえる三色旗を撮ったものです、そんなバカなことはなかろう、またGGIはホラを吹いてと思われる方は是非クリックしてご覧くださいませ
この三色旗は緑、黄、赤です、旗の生地は赤目柏の大きな葉っぱです、ウィキペディアさんに教えてもらいましたら、赤・黄・赤の組み合わせは汎アフリカ色と称されており主にアフリカ諸国の国旗に使用されることが多いとされております
この赤目柏の三色旗、上から緑・黄・赤ですが、この順序はエチオピアの国旗と同じであります
かようなしだいでエチオピアの市民のみなさん、今後ともよろしく!!
グッドナイト・グッドラック!