UGUG・GGIのかしこばか日記 

びわ湖畔を彷徨する独居性誇大妄想性イチャモン性前期高齢者の独白

読書、泣くこと、ビール、怠けること・・・原節子さんが亡くなっていた・・・

2015-11-26 01:35:48 | 日記

昨夜、テレビが往年の名女優、原節子さんが9月はじめに亡くなっていたことがわかったと報じておりました、95歳だったそうですから1920年生まれということになります

 原節子は戦後日本を代表する女優と言ってよいでありませう、代表作とも言える小津安二郎監督「東京物語」はGGIも何度か観ました

 「東京物語」は小津監督の床に這わんばかりの超ローアングルの映像で世界に知られることになった作品でもあります

 有名人が亡くなってもGGIはほとんど関心がないのですが、作家の堀田善衛、小田実の両氏が亡くなったときは、戦後日本を代表する本物の知識人が亡くなったことをとても残念に思いました、まだまだ生きて活躍してほしかったと強く感じました

 彼女95歳であったということでありますので、残念と申しますよりは、ああ、人はやっぱり亡くなってしまうのだなあ、もうあのような素晴らしい女優は出ないだろうなあ、とまあGGIには似合いませぬが、ただ歎ずるのみであります

 原節子は1962年、42歳でとつぜん引退、引退後はパーティや公の場に一切姿を現さず、マスコミの取材に応じなかったとそうです

 彼女は大の読書家であったそうですが、残念ながら文章を著すことはほとんどありませんでした

 そこで今日は彼女の生涯を描いた「原節子、あるがままに生きて」(貴田庄 著、朝日文庫、2010年)からエピソードをちょっぴり引用いたします

 今日の写真はこの本の表紙を撮ったものです、表紙の写真は引退してずいぶん時を経てからの写真でありませう、よろしければクリックしてご覧くださいませ

 この本の帯に記されていますが彼女の好きなものは「まず読書、次が泣くこと、次がビール、それから怠けること」であったとのことです、なかなかステキな趣味であるなあ、とGGIは感心いたしました

 この本にはビールについての短いエピソードが紹介されています、映画雑誌の企画で上原謙と初顔合わせの対談をしたときの会話です

上原:大分召し上がるんですって?

原 :伝説ですのよ、それは・・・

上原:でも、ぼくよりは飲めるでしょう?

腹 :上原さんはどれくらい?

上原:コップ一ぱいのビールがやっとです・・・

原 :あら、それじゃお話にならないわ(笑)

 急に寒さが厳しくなりました、みなさま、どうかご自愛くださいませ

グッドナイト・グッドラック!

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