UGUG・GGIのかしこばか日記 

びわ湖畔を彷徨する独居性誇大妄想性イチャモン性前期高齢者の独白

ローマ法王の言葉・・・湾岸戦争~パリ同時多発テロ

2015-11-19 00:47:38 | 日記

今年のはじめ、120日の日記に《湾岸戦争のとき、GGIは東京のヴァチカン大使館あてに「法王さま、どうか戦争を止めさせてください、戦費として一兆円もの大金を米国に支払うようなことはやめるよう日本政府を説得してください」という手紙を書いたら、「法王はあなたに代わって、神にお祈りになられました」という正式の返事が来た、といった意味のことを書きました。(http://blog.goo.ne.jp/ugugggi/d/20150120 )

この120日の日記に、以下のようなことも書いておきました

 当時GGIは、法王の存在とはどのようなものであるのか、ろくに知らなかったのですが、何年かして偶然、作家の堀田善衛の、ヨーロッパにおける法王の存在について記したエッセーを目にしました、そこで堀田氏はおおむね次のようなことを記しておられました、 「ヨーロッパでは、何か重大な出来事が起きると、そのことについて法王はどう考えているのだということを人々は密かに話題にする。常に人々は法王のことを気にかけ、ヴァチカン放送に耳を傾ける・・・・湾岸戦争のとき、法王はこれは新たな十字軍であり、歴史に大きな禍根を残すと必死で反対を訴えていた、それは側近たちが、法王の身に危険が及ぶのではないかと危惧したほどであった」、 なるほど法王というのはヨーロッパではそういう存在なのかとGGIはちょっぴり納得したのでありました。》

 湾岸戦争(1990年8月~1991年)当時のローマ法王はポーランド出身のヨハネ・パウロ2世、彼はイラク戦争にも強く反対していました。

かようなしだいで、GGIはこのたびのパリ同時多発テロについてアルゼンチン出身の現在の法王は何か言っておられるだろうかと思いちょっぴり調べてみましたら、次のような短いニュースが報じられていました。

《パリ同時多発テロ>ローマ法王「理解し難い」
(毎日新聞
 11月14日、デジタル版)
《パリの同時多発テロを受け、フランシスコ・ローマ法王は14日、イタリアメディアの電話取材に「宗教的にも、人間としても今回の事件は正当化できない。人が行ったこととして理解するのは難しい」と指摘。法王は以前、21世紀に入ってから紛争が絶えない状況を「第三次世界大戦」と表現していたが、今回のテロについて「これは(大戦の)一部分だ」と述べた。【三木幸治】》

フランシスコ法王の「21世紀に入ってからの絶え間ない戦乱は第三次世界大戦である」という明確な認識に、正直申し上げて日本の一市民であるGGIとしましては少々驚きであるとともに深く感じ入りました、まことに的を得た勇気ある発言であると言うべきでありませう、

この第三次世界大戦の発端は、パパ・ブッシュが始めた湾岸戦争であると言ってもよいと考えられますが、湾岸戦争に必死に反対していたパウロ2世の「これは新たな十字軍だ、歴史に大きな禍根を残す」と言う言葉は現在の混乱を極めた状況を正確に予見するものであったと言ってよりでありませう

新聞報道によりますと米、仏、ロシアの空軍が11月17日、いっせいに「イスラム国」の拠点に空爆したとのことです、これはまさに戦争そのものです、イラク戦争に参加したことが国内で疑問視されているイギリスはこれまで軍事介入に消極的だったのですが、ここにきてキャメロン首相は米国主導の空爆に参加することを表明しているとされています。

欧米などの大国が勢ぞろいでありますから、パウロ2世とフランシスコ法王の発言を考え合わせますと、まさに欧米新十字軍対イスラム圏の「第三次世界大戦」ということになります

このままで事態が進んでいきますと、アベ君は米国から「日米同盟命というのであれば集団的自衛権が行使ができるようになったことでもあるし、ひとつ協力して第三次世界大戦に参戦したらどうかね」などと言われる日が遠くないかもしれませぬ

今日の写真は、もうナンキンハゼなんかには飽きたという方のためにわがサザンガーデンに咲き始めたサザンカの花を撮ったものです、よろしければクリックしてご覧くださいませ

グッドナイト・グッドラック!

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする