UGUG・GGIのかしこばか日記 

びわ湖畔を彷徨する独居性誇大妄想性イチャモン性前期高齢者の独白

ワールドカップに浮かれているあいだに原爆がぞろぞろ出てきた日・・・

2018-07-05 01:31:57 | 日記
ここ数日、日本中が、と申しますといささ言い過ぎですが、多くのみなさんがワールドカップとやらのサッカー大会に浮かれすぎておりますあいだに、わが日本列島には、原発がぞろぞれ這い出てきておりました。

むかし、1960年代の末頃でせうか、米軍機どうしが衝突して水爆を落っことしてしまったいう事件に想を得た「魚が出てきた日」という怖~い映画がありましたが、ここ数日、原発がぞろぞろ出てきています

7月3日には政府が「第5次エネルギー基本計画」の閣議決定を行いました。この計画の中心的骨格は、2030年度の電源構成に占める原発の比率を20~22%にするというものです。原発の新増設には触れてはいないものの、原発依存・推進の姿勢は依然として貫かれています。この目標を実現するためには次々に既存の原発を再稼動させなくてはならないことは誰の目にも明らかです。一方、再生可能エネルギーのほうは「主力電源化」を目指すとお茶を濁しています。メディアが報道していませんが、先日、一連の日記で紹介しました「核融合発電」技術の研究開発の推進はもちろんこの新計画にひっそりと紛れ込んでいるはずです。

同じく7月3日、福島原発事故以前に着工され、一時工事が中断されてたいたものの今や完成間近である、全国で唯一の県庁所在地(島根県松江市)に存在する原発である中国電力島根原発の3号機に関して、地元の松江市は中国電力が運転開始に向けて原子力規制委員会への手続きを進めることに同意することを表明しました。松江市と同様に島根県も同意すれば、この手続きがとられ、審査に合格すれば福島原発事故後初の新設原発の稼働ということになります。

昨7月4日、原子力規制委員会は、東日本大震災で津波に襲われ、外部電源を失ったために非常用発電機一台が停止、安定した冷温停止に至るまでに三日半を要した、日本原電東海第二原発(茨城県)の安全対策が再稼働の前提となる新規制基準を満たしているとする審査書案を了承しました。30日間の意見募集を経て正式決定されることになっています。

おなじく7月4日、関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の運転差し止めを住民らが求めた訴訟の控訴審判決が名古屋高裁金沢支部であり、内藤正之裁判長は運転差し止めを命じた原告側の全面勝訴とも言うべき一審・福井地裁判決を取り消し、住民側の請求を棄却しました。

まことに原発目白押しもいうべき日々です。残念ながら、まことに残念ながら、これらのニュースは予想どおりでありました。想定の範囲内であったなどと澄ましているわけいには行きませぬが、十二分に予想されたものであったことは事実です・・・

まことに鬱陶しい日々であります。このような日はせめて一服の清涼剤がぜひとも必要なのですが手元にありませぬので、とりあえず清涼剤代わりに、できたての水たまり、雨上りの水たまりの写真をお見せします。クリックしてご覧いただければ幸いです。

この写真を眺めて、なんとなくさわやかな清々しい気分になるなあと自画自賛しているのですが、いかがでありませうか。超芸術トマソンの教祖である赤瀬原平センセイの水たまりの写真(氏の写真集「イギリス正体不明」に載っています:東京書籍1994)には及びませぬが、ご鑑賞いただければ幸いでございます

なもあみだぶ・なもあみだぶ・なもあみだぶ・・・・
コメント
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