哲仙の水墨画

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菜の花の 子規(書)

2008-05-10 07:43:19 | 
菜の花の野末に低し天王寺         正岡子規

 関西の人間が天王寺と聞けば大阪市内にある天王寺の地名である。天王寺区もあり市内有数のターミナルがある。しかし、この句の天王寺は東京都台東区谷中の天台宗の古寺院である。当時は幸田露伴の小説「五重塔」のモデルの塔があった。菜の花の咲くはるかに、その塔が低く見えたのだろう。現在五重塔は放火により焼失している。


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