哲仙の水墨画

デジカメの風景写真、四季の草花、水墨画、書、短歌などを楽しみます。

花びらの 抱一(書)

2008-03-23 05:54:12 | 
花びらの山を動かす桜かな        酒井抱一

 抱一は江戸後期の絵師。播州姫路藩主酒井忠j以の弟。若いころから俳諧(はいかい)や狂歌、浮世絵に才能を発揮して、尾形光琳に私淑し、琳派の装飾的な画風を受けついだ。桜は遠くから見るともう花ではない。ピンクの山と化す。風が強く木々の枝を揺らせば山が動く感がある。全山染め上がる吉野山ではまさにこんな光景となろう。


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4 コメント

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ダイナミック (ichii)
2008-03-23 14:31:33
思わず、お~と唸ってしまいました。
柔らかく穏やかな春の、違う一面を捕らえた斬新な感じ、力強ささえ伝わってきますね。

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ichiiさんへ (哲仙)
2008-03-23 18:51:27
 あなたはデッサンがお上手ですが、俳句の世界にも足を踏み入れたらいかがですか。きっと素晴らしい句が出来上がると思いますよ。将来が楽しみな才能があります。
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もったいないお言葉 (ichii)
2008-03-23 19:33:50
俳句や短歌は嫌いではありませんが、やりたいことが多すぎて…。
あれもこれも手を出すとパンクしちゃいそうなので、今は哲仙さんや、他ブログの皆さんからよい刺激を頂いて、感性の土を耕し中ということで。
こうした出会いのおかげで、今、精神的にとても充実しています。本当に感謝です。
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ichiiさんへ (哲仙)
2008-03-24 06:50:16
 お互いに忙しいですね。今の間は受電していつの日か才能を火山の爆発のように発揮してください。関心さえ持続させれば大丈夫ですよ。
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