おてんとうさんのつぶやき & 月の光の思案 + 入道雲の笑み

〔特定〕行政書士/知的財産管理技能士/国家試験塾講師等が生業の巷の一介の素浪人の日常

要求度が違う?

2010-11-01 | ■ 業 務 エ ッ セ イ


先日 行政書士試験のことに触れて記事にしました
9万人前後の受験生
しかも 現況の社会情勢からしても 以前一部受験生に窺えたような?
資格として 一応 とっておこうか
などという感じの挑戦ではなく 受験生の方たちの雰囲気も
世の中の見方も 大違い
の様な気がします

大卒者の方の あるいは 大学院卒の方の あるいは中卒の方の
ハンディキャップゼロの横並び一線からのスタートの当日の数時間

定年後からの方 新卒の方 中途退社後の方 数年間この試験に賭けている方 離婚後のリスタートの一歩目にしようとする方

それぞれの人生を背負っての 一本勝負



問題は 非情とも言える試験後の選択
ハッキリ申しあげて 
合格後すぐに順調に生活の糧を得る保証が
どこにも無い と言ってよい 世界です

このことは 弁護士・税理士・公認会計士・社会保険労務士
司法書士・マンション管理士などなど どの資格業(士業と簡潔には言います)にも共通の 
厳しい事実です

相談にみえる方に このことは 率直に言わざるを得ません

安易に 未来のことの断言等 もちろん誰にもできないことは当然
どちらかというと消極的な勧誘?にならざるを得ません
“冷たい先生だな”という印象をお持ちになって事務所を後にする受験生の方もおられるでしょうが・・・止むを得ません
自分の場合のことが まず 頭をよぎりますから・・・・


それと 以前とそうとうな意識の変化が お客様にも 同業の先生方
他資格業の先生方 世の中にも多分あって
要求される知識度が 格段に?アップしていると感じます
世の中のもろもろの仕組みの変化もあり
経済情勢の厳しさもあり
競争社会の激烈化?もあり
“この許認可業務以外は ヤラナイ いやヤラナクとも別に自由だし
そもそも○○業務もやってはいいことであるが
行政書士がそこまでやるのは自分の力などを基準とすると
ふさわしいとは思えない”
などと公言することなど
恥ずかしくて(というよりせっかく見えたお客さんに・国民の皆さんに申し訳なくて)
私には とてもできません(コッソリ 心に思うことはいかんともし難い?でしょうが)
謙虚な しかも真摯な発言というより マイペースすぎる
発言では との思いを 私などはもってしまいます
【勿論このあたりのことは国家試験の性格・営業の自由・職業選択の自由等に関連する ケッコウややこしい理論を要する部分かもしれませんが・・・】


いずれにせよ
われわれも どの士業さんも 過酷な競争状態に堪え得るよう
切磋琢磨していかなければならない現実ではある ということです

余計なお世話は覚悟で いろいろ オジサンはホザイテしまいました


とにかく 私自身は力の及ぶ範囲で 努めさせていただくということ
そのように生きていけることに おおいに感謝し
幸せを存分に感じながら
です