さて、F名誉教授が今回取り上げたテーマは「人口と日本経済」である。
そもそも経済学の主テーマは人口問題と食糧問題であった。
マルサスに言わすと、人間の生殖意欲は尽きないので人口は 等比数列的(1,2、4,8,16)に増加するが、 生活資料は等差数列的(1,2,3,4)にしか増加しない。だからいずれは食い扶持が足りなくなってやばいことになるよ、というわけだ。
ところがケインズが出てきて、
政府が介入して、福祉国家を形成すれば解決するという対応策を出してきた。
しかし、今や、日本を例にとれば、人口減少の時代に向かい
働かない高齢者が増加して、働き手の若者が財政的に支えきれない時代になるという悲観的な見方がでてきた。
しかし、である。吉川洋教授に言わせれば、そんなのはイノベーションによる投資で解決できるとおっしゃっている。
つまり、イノベーションと言っても、IPS細胞のような高度技術的なもの(LEDとか新幹線とか)もあるが、中低技術的なものもあるという。
つまり、炊飯器昔は米を炊くというのは大変な仕事で、主として女性が担っていた。
ところが炊飯器が開発されて、誰でも、どこでも簡単に米が炊けるようになり、女性が解放され労働力に寄与することになった。
またインスタントラーメンの開発で世界中の何億食に寄与している。
そのほか自動改札も、鉄道事業にどれほど寄与していることか。これが開発されていなかったら、鉄道事業会社はいずれも赤字になっていただろうと言われている。
そしてその他にも<社会的イノベーション>があると、先生は言う。
悲観的な日本経済の先行きにも光明が差してきたかな?
ちょっと長くなりそうだから、明日にしよう。
─続く─
そもそも経済学の主テーマは人口問題と食糧問題であった。
マルサスに言わすと、人間の生殖意欲は尽きないので人口は 等比数列的(1,2、4,8,16)に増加するが、 生活資料は等差数列的(1,2,3,4)にしか増加しない。だからいずれは食い扶持が足りなくなってやばいことになるよ、というわけだ。
ところがケインズが出てきて、
政府が介入して、福祉国家を形成すれば解決するという対応策を出してきた。
しかし、今や、日本を例にとれば、人口減少の時代に向かい
働かない高齢者が増加して、働き手の若者が財政的に支えきれない時代になるという悲観的な見方がでてきた。
しかし、である。吉川洋教授に言わせれば、そんなのはイノベーションによる投資で解決できるとおっしゃっている。
つまり、イノベーションと言っても、IPS細胞のような高度技術的なもの(LEDとか新幹線とか)もあるが、中低技術的なものもあるという。
つまり、炊飯器昔は米を炊くというのは大変な仕事で、主として女性が担っていた。
ところが炊飯器が開発されて、誰でも、どこでも簡単に米が炊けるようになり、女性が解放され労働力に寄与することになった。
またインスタントラーメンの開発で世界中の何億食に寄与している。
そのほか自動改札も、鉄道事業にどれほど寄与していることか。これが開発されていなかったら、鉄道事業会社はいずれも赤字になっていただろうと言われている。
そしてその他にも<社会的イノベーション>があると、先生は言う。
悲観的な日本経済の先行きにも光明が差してきたかな?
ちょっと長くなりそうだから、明日にしよう。
─続く─