昭和のマロ

昭和に生きた世代の経験談、最近の世相への感想などを綴る。

詩歌(3)プロムナード

2011-10-23 04:15:57 | 詩歌
 <プロムナード>

 
 

 「わたし、この道好きだわ。朝顔も咲いているし」
 小さな犬を連れたおばあさんが、朝顔に水をあげているおばあさんに話しかけている。
 澄んだ空気、気分のいい朝。
 レッドロビンが赤く色づいてきたプロムナード。

 自転車で通学する中学生だろうか、男の子が会釈して通り過ぎた。
 きのうも元気な小学生の女の子から「おはようございます」と声をかけられた。
 澄んだ空気、気分のいい朝。
 レッドロビンが赤く色づいてきたプロムナード。

 おとといは杖をついたおばあさんがバス停への道を聞いていた。
「そこを曲がって・・・、あ、わたしが付いて行ってあげましょうか?」
 親切な優しいおばさん。
「いいわよ、そこまでしていただかなくっても・・・ありがとう」
 澄んだ空気、気分のいい朝。
 レッドロビンがまた赤く色づいてきたプロムナード。

 レッドロビンの新芽は赤いんだね。
 春だけでなく、何回も葉が入れ替わるんだ・・・。
 赤と緑が何回も楽しめる。
 澄んだ空気、気分のいい朝。
 レッドロビンがまた赤く色づいてきたプロムナード。