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東南アジア、台湾などへの海外旅行記などを中心に投稿しています。

「メーホンソーン」とは

2012-08-23 23:27:35 | タイ

 タイと言えば、首都の「バンコク」、世界的なリゾート地「プーケット・サムイ島」、世界遺産がある「アユタヤ」と「スコータイ」 が、海外の人々に広く知られています。
日本では、一部の定年退職後の方々が暮らすタイ第2の都市「チャンマイ」も知られています。
 しかし、タイを支えているのは、これらの都市や地域だけではありません。タイはミャンマ一、ラオス、カンボジア、そしてマレーシアと国境を接しています。これらの国々に近い地域の都市もタイ全体の経済を支えています。
 主な都市としては、マレーシアと国境を接している南部最大の都市「ハジャイ」、ミャンマーとの国境の町「メサーイ」を抱える都市「チェンライ」、ラオスとの国境を流れる東南アジアの大河「メコン川」流域の都市「ウボンラチャターニー」と「ウドンターニ」(この2都市からはラオスへ向けての国際パスが出ています)、タイ国鉄東北線の終着駅で且つ、ラオスへの国際列車の始発駅がある「ノーンカーイ」 などが挙げられます。
 私は、ここに挙げられた都市・地域で「プーケット・サムイ島」を除いて全て足を踏み入れました(タイと国境を接する国を含めてです)。
 そして、今回は「メーホンソーン」です。ドンムアン国際空港からチャンマイ国際空港に一度入り、そこでメーホンソーン行きの便に乗換えます。ここにはバンコクからの直行便は運行されていません。また、鉄道駅もありません。バンコクからの足はバスだけです。それも、約17時間もかかります。何故、そんな街に行くのかと思われる方がいると思います。実はその通りです。
 この街は、バンコクから約900kmタイ北部の西端に位置し、ミャンマ一との国境に接しています。そのためか、ミャンマ一の文化の影響を受けているようです。チャン族やカレン族、モン族など山岳民族が共に生活しています。「首長族」と表現したほうが分かりやすいですね。太平洋戦争中に旧日本軍が駐屯したという歴史を伝える施設があり、日本人にとってもゆかりのある土地です(その当時、ミャンマ一は「ビルマ」と呼ばれていました)。他の地方都市とは趣が異なる顔をしたところです。そこら当たりが訪れる動機でしょうか。


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