みちしるべの伝説

音楽と希望は刑務所でも奪えない。

サイボーグと楽器演奏の夢もろもろ

2018年07月28日 | ピアノ的雑感
長らくの付き合いの友人と会食する。
目の付け所がシャープな彼からは、時事放談的な面白い話を聞ける。
それで、話は、スマホの次は、何が来る?に及ぶ。
彼が目をつけているのは、Cyberdyne(サイバーダイン)という会社。
https://www.cyberdyne.jp/
体を動かす際に流れる微弱な電流を検知して、作業を支援するロボット、と言うかサイボーグ?を世に送り出している会社。
なんという夢のある、応用範囲の製品だろう!
そして、何より、社長の山海氏が凄い人とのこと。
この画期的な製品を世に出すためには、様々な分野(道路交通法のような法律から、医学の分野まで、etc.)の知識が必要で、それらを皆、勉強して、クリアーしていくバイタリティのある人。
メンバーをその気にさせるカリスマ性の備わったリーダーとのこと。(講演会で人となりに接してみての印象)
人が人を動かし、時代を動かす。
こういう夢のある会社は、ささやかにでも応援したいと思う。

彼は、株主総会に出るのが、ちょっとした趣味なのだが、幾つかの会社の株主総会に出て、飛びぬけて、秀でていると感じた指導者として、任天堂の宮本 茂氏(スーパーマリオブラザースの生みの親。コンピュータゲームの功罪にはいろいろと思うところはあるけれども、間違いなく、歴史に名を残すことは間違いない。)を挙げていた。
トヨタ自動車の豊田章夫氏は、次点だそうだが・・・。
すぐ泣くけれど、そこが逆に好印象で、トヨタ上層部の中では、飛び抜けているとのこと。

宮本 茂のWikiを読んでいて目に留まった、
「アイデアとは複数の問題を一気に解決するもの」
は、けだし名言。

サイバーダイン社に戻るけれど、これを音楽やスポーツ分野に応用すると、夢が膨らむ!
例えば、ピアノやバイオリンを弾く際の、正しいフォームへの矯正に使える。
正確なポジション移動の支援だったり、弓さばきを覚え込ませることが、できそう。できるに違いない。
自分は中学の頃、どうしても平泳ぎのカエル足ができず難儀したけれど、そういうフォームの矯正も可能ではないかな?

山海氏によれば、筋肉が弱って歩けない人も、サイボーグの補助で歩行を繰り返すると、自分の力で歩けるようになる事例があるとのこと。
外から矯正(強制?)された動きでも、運動神経や筋肉は、その動きを学習する。
ピアノやバイオリンのように、とても習得の難しい技術のレッスン法が、根本的に変わる可能性を秘めている。
楽器の習得期間が大幅に短くなり、素人でも、超絶技巧曲の運動感触を模擬体験できるかも?
フィギュアスケートのトリプルアクセルを跳べるかもしれない。

Cyberdyne社、買い。
なんだか株の推奨レポートみたいになってしまった・・・けれど(笑)、
目先の損得にこだわらず、応援したい会社や人、分野に、お金や時間を投資するのは、人生の(お金の使い方の)あるべき姿だと、このところ、よく思う。
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