タマルさんはナツメヤシ

タマルは女性の名。ナツメヤシの意味で多産を象徴。聖書には約束の地カナンは、蜜(ナツメヤシ)と乳(ヤギ)の流れる地とある。

痛いのはイヤだ

2017-11-06 21:39:18 | 産科

最近生まれた赤ちゃんのお父さんたちを、一挙公開いたしました。
なるべく横顔でね。はずかしそうですからね。

世間では3連休だったようですね。
産婦人科に休みは有りませんよ。

先月の台風で、タマル産の庭の大木たちが倒れてしまったので、
今回は、そう大きくならない苗木を植えてみました。
三角葉(さんかくば)アカシアという名の木なのです。
葉っぱがすごくかわいいのですよ。

外来の後、大きな穴を掘って、植え込んでいた間、
庭にお父さんとお兄ちゃんの遊ぶ姿が。
お母さんと赤ちゃんは、入院中だものね。
やっぱり公園の手入れはしておかなくちゃいけませんね。
でも久しぶりに体を使ったものだから、今日は腰が痛いですよ。

私がよく読む経済の本に、副島(そえじま)隆彦という著者のものが有ります。
けっこうはずれも多いのですが、人間味が有っておもしろいのですよ。
「老人1年生、老いるとはどういうことか」という最新刊を読んでみました。
いえいえ、経済学者でも、普通のことを書かれるのですよ。
それで、老いるとは、「痛い」ということだそうです。
著者のお父さんが外科医だったとは、この本で初めて知りましたけれどね。

そういえば、私の父親も、高齢になってから、頚髄の神経の手術をしていたな。
痛風も有って、足の痛みも抱えていたな、と思い出すのですよ。
それから数十年して、私にも肩や足の痛みが出てきましたよ。
それでもね、老化すればそんなものなのですね。

タマル産の近くにも、いくつかマッサージをされる施設ができましたね。
産後の女性も、行かれているのでしょうか。
妊娠中は、みなさんにマタニティベルトをすすめています。
一度腰を痛めると、なかなか治りませんからね。

普通のベルトも有るのですが、どうもみなさんブランドものがお好きなようですから、
トコちゃんベルトをすすめるのです。
もちろん誰かにもらったようなものでも良いのですよ。
開発されたのが、渡辺婦長さんです。
私が京大病院で研修をしていた時の、産科の婦長さんでした。
今の助産師とは違って、当時の「助産婦」は、職業意識が高かったですからね。
私もしぼられた口です。

私のカミさんも、3人目を妊娠している時は、このマタニティベルトをしていましたよ。
当時のものはまだ、お腹が大きくなると、それに合わせて延長用のベルトを継ぎ足すというものでした。
要点は1つで、お腹を締めつけない、ということだけです。
さらしの腹帯のように、子宮全体を覆う必要はないのです。
骨盤を固定するだけで良いのですね。

医学的に言えば、大腿骨の大転子と、骨盤の腸骨の上腸骨棘の間を締めるのです。
これはタマル産の助産師や看護師に教わってくださいよ。
だいたい第5ヶ月になれば誰でも、腰に負担が来るものなのですからね。

それで、先程の老人は痛い、という本ですが、
なるべく神経の手術はしないように、と書いてあります。
それでもね、この医療否定本、まったく否定しているわけではないのですよ。
そうなる前に、まずは保存的な方法から試しなさいという意味です。
腰が痛くなってからでは遅くてですね、予防からしていけば良い、ということですね。

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