タマルさんはナツメヤシ

タマルは女性の名。ナツメヤシの意味で多産を象徴。聖書には約束の地カナンは、蜜(ナツメヤシ)と乳(ヤギ)の流れる地とある。

夏は美容処置も?

2018-08-08 21:12:42 | 美容医療
前回のブログで、もうすぐ3人の赤ちゃんが生まれそうだと書いたのですが、
この48時間に、8人も赤ちゃんが生まれましたよ。
それで今朝なんて、めずらしく12床が満床だったのです。
生まれたばかりの赤ちゃんは、フェイスブックで見れますよ。
タマル産のフェイスブックはこちら

ただしうち1人は、へその緒が首に巻いていて、常位胎盤早期剥離という病気になり、
緊急で県立病院まで救急車で搬送して、帝王切開をしてもらいました。
タマル産でももちろん帝王切開はできるのですが、
常位胎盤早期剥離の場合だけは例外で、出血が多いと血液が固まらない病気を合併したり、
麻酔によって血圧が大きく下がったり、輸血をしないといけないことが有ったり、
赤ちゃんがに蘇生処置が必要になったりと、予期せぬことが起こる確率が高いからです。

写真は、そのうちの赤ちゃんの1人と、お父さんです。
前2人の子はよその病院で産まれたのですね。
今回お父さんがお産に立ち会われて、「胎盤をそんな風に丁寧に出してもらえるなんて」、と変わった意見をされていたのが興味深いかったですよ。
前はもっと乱雑だったのだそうです。

さて、今日の話題ですね。
お盆休みが近づいてきたのではないですか。
私としては大型連休は実は欲しく有りません。
その前後の外来がとても忙しくなるからです。
どうせ旅行なんてしないのですからね。
それでも職員さんも休ませてあげなければなりませんしね。

こういう時は休みで、美容の予約がよく入ります。
ホクロやシミの除去やヒアルロン酸の注射などです。
それで最近行われた、日本美容皮膚科学会(JSAD)のアンケート調査を調べてみましょう。
注意点は、JSADの会員は美容外科医が多くて、美容皮膚科医は少ないので、
ヒアルロン酸の注射などの非侵襲的手術は、実際よりも少なく報告されてしまうことです。
タマル産は美容皮膚科ですからね。

日本での美容手術で多いのは、二重の手術(重瞼術)で12万件ほどと一番多いのです。
眼科などでもされているようですからね。

ワキの下の汗腺の手術(腋臭症手術)も3万件と多いのです。
これにも汗の腺を手術的に除去するだけでなく、ボトックス注射も含まれているようです。
実際は注射は報告されていないものも多く、もっと多いのでしょうね。
今日1ヶ月健診で来院されたお母さんも、結婚前から通院されていて、
タマル産で、ワキのボトックス注射を受けられていましたね。
アンケートにも、結婚前から含めて2人の赤ちゃんを授かったことに感謝されていましたよ。
ありがたいことです。

次に多いのが、スレッドリフトです。
金の糸などの手術でしょう。
頰に糸を入れて、たるみを抑える処置です。
ちょっと副作用が出ることも有るようですから、処置には躊躇してしまいますよ。

あとは隆鼻術や脂肪吸引、豊胸手術などです。
隆鼻術には、これもヒアルロン酸の注射の方が外科的な手術よりも多いのでしょうね。
豊胸手術も、ヒアルロン酸が5,306件、脂肪注入が3,412件、インプラントが2,768件と、
保存的な治療の方が多いようですからね。
これもできますが、お高いですからあまりおすすめではありませんよ。

非外科的な治療としては、
顔のヒアルロン酸注射が44万件、
脱毛が34万件、ただしエステサロンは含まれていまいでしょう。
ボトックスが25万件、
しみやイボのレーザー治療が15万件ほど、
あとは痩身やIPLなどの皮膚の若返り処置です。
この辺りがタマル産でよくする処置ですよ。

費用は?とよく聞かれますが、ホームページに記載していますからね。
美容のページ

そうそう、日本人の美容手術は顔が多いのですって。
外国はボディーに対するものが多いのとは対称的なのです。