タマルさんはナツメヤシ

タマルは女性の名。ナツメヤシの意味で多産を象徴。聖書には約束の地カナンは、蜜(ナツメヤシ)と乳(ヤギ)の流れる地とある。

施設ごとの分娩数の推移

2017-11-22 21:05:54 | つれづれ
丹波市氷上町の陽奏(はるか)ちゃん、10月18日生まれ。
「太陽のように温かく、周囲を和ませる、優しくて芯の強い子に育ってください。
お産は怖かったですが、元気な産声が聞けたら、全部帳消しになりました。
ささいな事でも丁寧に対応していただけて、嬉しかったです。」

タマル産で、2人目のお産でしたね。
最近はニュースの影響なども有って、お産が怖いと思われる女性が増えているように思います。
ですが、お産なんてたいしたことないよ、と思っている女性の方が、楽に産めたりするものなのですよ。

そろそろみなさんの家庭でも、受験生が居たりしますか?
我が家でも、5番目の子がやっと受験も終了したので、ホッとしていますよ。
最近は、AO、推薦、それも複数の推薦、そしてセンターやら後期試験など、
1年中試験が有るのですね。
さらにこれからは英検なんかも必要になるのでしょう?

そして最近は東大、京大より医学部熱、なども有りますね。
私が言うのも何ですが、仕事として安定している、などという基準で選択しては痛い目に会います。
確かに理系で、地元に残りたいとなれば、良いと思うのですよ。
理系なら卒業しても、どうしても都会に出ていってしまいますからね。

文系なら銀行員や公務員になれば、地元に帰れるのでしょうが、
これから銀行はたいへんそうですしね。
学校の先生も、常勤になれずに、ストレスも高いようですね。
教育学部に行ったうちの娘は、大学の先生が教師にはなるな、と指導されているようです。

何が言いたいかと言うと、お医者さんが自分の子供に対して医師という職業を勧めるか、
という質問で、アメリカでは57.1%が勧めるのに対して、
日本では42.2%と、半分にも満たなかったそうです。

さもありなん。
我が家でも、とりあえず1人は医学部に行ってもらいましたが、
他の子は海外に出したり、好きな道に行かせました。
苦労するのは自分だけで良い、という思いからですね。

こんなことを言っては避難されそうですが、
女医さんにだけはなって欲しくないのですよ。
それは、子孫が途絶えてしまう確率が高いからです。
同窓生たちを見ていると、そう確信してしまいますからね。
これは差別発言でしたか。

思えば私たちの青春時代は楽しかったですよ。
それほど熱心に勉強しなくても、
人に奉仕する職業に憧れていれば、何浪してでも入学したものです。
むしろその方が哲学者になれるのですよ。
最近の、患者さんを診ずに画面を見るだけの医者だと、揶揄されるのとは違うのです。

たいていは高校や大学で運動部に入る学生は、外科系等に行きます。
帰宅部の学生は、内科系等に行きますね。
産婦人科は外科系の1つなのですよ。
私も高校は陸上部、大学は運動部を2つかけもちしたりしていましたね。
そうです、産婦人科に行くのは、勉強嫌いな学生です!

ところで、分娩を取り扱う診療所の数は、2006年が1,818で、
2017年は1,350施設と、この11年で26%減少しています。
それでもこの間の分娩を取り扱う診療所の分娩数は、
7%しか減っていないのですね。
分娩の半分は診療所なのにです。
そして診療所で仕事する産婦人科医数は、この間11%減少しています。

ということは小規模な診療所が減って、
多きめの複数人医師の居る診療所が踏ん張っている、ということになるのでしょうね。

すべてを総合した現実を考察すると、
取り扱い分娩数は、一般病院で減少し、
診療所ではわずかに減少、
周産期センターでは増加し、
診療所と周産期センターへの二極化が進んでいるという現状です。

診療所は古き医師の生き残り、
センターは新しき医師の目指すところ、ということでしょうね。