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上の写真は、丹波市氷上町の楓(かえで)くん、1月12日生まれ。
「健やかに、他人を思いやれる子に育ってください。
初めての経膣分娩でしたが、先生方に介助していただき、前回よりも楽でした。
リフレクソロジーや母乳の相談がしやすく、快適でした。」
初めてのお産は帝王切開でしたからね。
今回は、ちゃんと産めて良かったですね。
さて今日は、男性不妊のお話にいたしましょう。
不妊で来院されると、女性側はさまざまな検査が必要です。
それは妊娠の過程が複雑なので、検査も複雑なのはうなずけますね。
男性の場合は、まず精子を持参していただきます。
持参するまでが少し、心の葛藤が有るようで、
拒まれる男性も居られるのですよ。
だって、数が少ないなんて言われたら自信を無くしてしまいますからね。
だから事前に、男性側、女性側などと考えずに、夫婦での検査で有ることと強調されるといいですね。
どちらのどこに異常が有ったとしても、夫婦で治療を受けていくということを話し合っておくのです。
それで精子を持参いただくと、
精液の量や、精子数、運動率、奇形率などを簡単に調べます。
ただし世界的に、男性の精子は時代とともに減少していると言われます。
おそらくは環境ホルモンの影響なのですよ。
コルボーンの「奪われし未来」や、デボラ・キャドバリーの「メス化する自然」という本が有名ですね。
どちらもけっこう内容が濃いです。
残念ながら、精巣は小さくなり、精子は少なくなるのですよ。
そもそもY染色体が縮小していっているという事実が有ります。
そのうち、女性だけで子孫を残す、単為生殖の時代になるかもしれませんね。
これは避けられそうにない事実であって、男性諸氏は卑下しても仕方有りません。
環境が悪いのですから。
ただし個人的に少しでも改善するところは有るのですよ。
タバコは一番良くありません。
それに育毛剤などは使っていませんか?
これは男性ホルモンの作用をブロックするものですから、当然精子は少なくなりますからね。
心当たりは有りませんでしたか?