旅のプラズマ

これまで歩いてきた各地の、思い出深き街、懐かしき人々、心に残る言葉を書き綴る。その地の酒と食と人情に触れながら…。

お酒いろいろ

2014-11-28 13:54:55 | 


 私は通常、晩酌にしても外食にしても日本酒を飲むことが多いが、その場に及んではいろいろな酒を飲む。またいろんな酒があるから楽しいのだ。
 このところ里山とのかかわりが続き、スローライフ定例会の「さんかさろん」では「掛川里山栗焼酎」を愉しんだ(21日付ブログ)。次は長野市郊外の里山に本当に出かけ、その帰途、地酒「川中島」の特別純米酒「鞍骨城」を購入して飲んだ(26日付)。
 昨夜、娘がパスタを茹でチーズを揚げるというので、これは焼酎でも日本酒でもないとワインを取り出した。9月両国に大相撲見物に出かけ、そこで購入した「国技館」というワインが冷蔵庫にあることを思い出したからだ。
 実は相撲茶屋には純米酒がなく、日本酒はそれほど立派でなかったので、ワインも大したことはないと思い放置しておいたものだ。ところがこのワインはそこそこのものであった。ラベルをよく見ると「フランスのテーブルワイン」と書いてある。「国技館」という名称なのにフランス産なのである。テーブルワインというのは決して高ランクのワインではなく、いわば普通酒のようなものだが、さすがワイン先進国フランスだけあって、立派に飲める酒であった。
 「日本の国技を演じる場所で、しかも『国技館』と銘打つにもかかわらず何故フランスワインだ」、とひとしきり議論になったが、甲州ワインを使えばほかの地の人に悪いし、波風立たないようにフランスワインにしたのであろうという結論になった。

 日本酒、焼酎、ワイン…、先日近くの中華料理屋では15年物の紹興酒が美味しかったし、多様な酒が多様な料理と飲まれること、これこそ食文化と言えるのであろう。

 
左から栗焼酎「自ら」、特別純米酒「鞍骨城」、
フランステーブルワイン「国技館」


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