旅のプラズマ

これまで歩いてきた各地の、思い出深き街、懐かしき人々、心に残る言葉を書き綴る。その地の酒と食と人情に触れながら…。

禁を破った山桜桃の会(第18回)…新宿「思い出横丁」(旧称ションベン横丁)に繰り出す

2018-04-19 17:22:18 | 


 山桜桃の会も足かけ6年、18回目を迎えたが、今回は、従来の禁を破って新宿のいわゆる「ションベン横丁」に出かけた。禁を破ってというのは、この会は元三井銀行員を中心にした酒の会で、いうなればお上品な酒の会である。私は銀行員がお上品な人の集まりなどと決して決めつけてはいないが、まあ、一般論がそのような素振りを規定づけている。私は、これは困った規定付けだと思っているが、あえて否定することもなかろうと、何となくそのような規定付けの中に安住して生きてきた。
 したがってこの会も、大衆居酒屋と言ってもやや高級感のある大塚の『串駒』、新宿の『吉本』、御苑前の『うま久』などを皮切りに、場末や下町に行っても浅草の『一文』、八幡山の『かわしまや』など立派な店で開いてきた。ビールにしても新宿の『カフェ・ヒューガルデン』、ワインを飲むにも神楽坂の『セリソー』などで、オスマシをしながら飲んだ。
 ところが今回、私の昔話をきっかけに、この禁断の地に足を踏み入れることになったのだ。なぜこの地を禁断の地と言うか? それは、酒と料理の本当の味はこのような地でしか味わえないからだ。お上品な店で、ご立派な(?)話をしながら、おちょぼ口で飲む酒など本物ではない。だからションベン横丁は、「思い出横丁」などと名前を変えても生き続けるのだ。また、だからこそこの地に一度足を踏み入れるとそこから抜け出せなくなるのだ。私は「お上品な銀行員」たちが、この禁断の地から抜け出せなくなることを恐れているのだ、
 とはいえ、「ションベン」という言葉を口にできない女性2名を含んで、この地に出かけた。そして参加者は、酒も料理もおいしいことに喜びの声を上げた。最も、ションベンを口にできない人々のために、この横丁では最上級の『大黒屋』さんに連れて行ったのであるが。
 これで、後を引くようになるかどうかは今後の楽しみ……

 
 いざ、ションベン横丁(思い出横丁?)に入るぞ!
  
      

 
 『大黒屋』で、先ずはお上品に獺祭スパークリングで乾杯



 『大黒屋』さんの、季節野菜の天ぷらなどは大好評でした。以下に写真だけ。

  
  
    私の好きな「イカ納豆」
       


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