旅のプラズマ

これまで歩いてきた各地の、思い出深き街、懐かしき人々、心に残る言葉を書き綴る。その地の酒と食と人情に触れながら…。

山形の酒蔵見学ツアー2010

2010-03-22 13:48:01 | 

 

 20日、21日の一泊二日で、山形県の四つの酒蔵を回ってきた。フルネット社主催の「山形県の酒蔵見学ツアー2010」と称する酒蔵めぐりで、今を時めく「十四代」を初め、「出羽桜」、「米鶴」、「東光」という四つの蔵を回る極めて贅沢なツアーであった。
 単に表面的な蔵めぐりと異なり、「十四代」の高木辰五郎社長(正に高木酒造の十四代社長)と高木顕統(あきつな)専務、「出羽桜」の仲野益美社長、「米鶴」の梅津陽一郎社長とかの須貝智杜氏、「東光」小嶋総本店の小嶋彌左衛門社長、の直接のご案内とご説明を受け、また親しくご会食を頂くという、実に贅沢な旅であった。正直、「こんなことをしては、罰が当たるんじゃないですかねえ」と参加者とささやき合ったものである。

  
          十四代高木酒造

        
     酒を語る高木社長(後方は顕統専務)

 加えて夜は天童ホテルの貴賓室に泊まった。ご承知の通り天童は将棋の駒の町、従って将棋の名人戦などが行なわれるが、その際、羽生名人などが宿泊するのがこのホテルの貴賓室、「ここに羽生様が何度も泊まられました」という貴賓室(901号室)に案内され、生れて初めてそのような立派な部屋に寝た。
 わが一行20名は、大宴会場で高木専務や仲野部長を交えた宴会の後、その貴賓室に集まり二次会をやり、十四代と出羽桜を夜中の2時まで呑み続けたのである。これは「罰当たり」に値するであろう。

 もちろんわれわれは、単に飲んだだけではない。実に貴重な勉強をさせていただいた。特に山形県の蔵が非常に仲がよく、切磋琢磨を続けていることが、この四つの蔵を回っただけでもよく分かった。しかも、伝統の技を大事にしながらも、それぞれ最新鋭の設備を導入しながら酒質の向上に努力している様子がよく分かった。
 以降、熊野紀行ともども、このツアーの模様を書き続けることになるであろう。


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