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旅のプラズマ

これまで歩いてきた各地の、思い出深き街、懐かしき人々、心に残る言葉を書き綴る。その地の酒と食と人情に触れながら…。

24節気の酒 ・・・ 秋分 (トルコの酒)

2009-10-01 21:04:16 | 

 このところトルコに振り回されていたが、気がつけば今日は10月1日、「日本酒の日」であるので日本の酒を思い起こした。年初来書き続けてきた「24節気の酒」を書かねばならない。

 9月23日は秋分。24節気は冬至と夏至、春分と秋分で4分される。早いもので今年も4分の3を終えた。昼夜の長さがほぼ同一となる23日から次の24節気である寒露までを秋分とし、秋はいよいよ深まっていく・・・。
 この時節の酒は何か・・・?

 実は、私はこの間とルコに居た。「24節気の酒」は、その日本調の言葉からして日本酒を中心に書いてきたが、この間、日本酒を飲んでいない。(もちろん私はイスタンブールの日本酒を置いてある店を調べて行ったが、ツアーの日程からその店に行く余裕は無かった)
 しかし当然の事ながら「トルコの酒」を飲んできた。出発時点で目をつけてきた酒はほぼ飲んだ。従って、「秋分の酒」はトルコの酒とする。

 トルコにも、醸造酒としてビールとワインがあり、蒸留酒としてラクというスピリッツがある。
 ビールは「エフェスビール」が席巻しており、どこに行っても「EFES」であった。私は店ごとに「Turky Beer without EFES」と注文したが、EFES以外は欧米からの輸入物であった。だから、専らEFESの「Pilsen」と「Dark](黒ビール)を飲んだ。
 美味しいのはワインだ。エフェソスで「KULUP]の白と赤、アンタルヤでは「KAVAKLIDERE]の白、カッパドキアでは待望の赤ワイン「PERIBACASI」と「KOCABAG]を飲んだ。
 そしてパムッカレでは、これまたはじめてのスピリッツ「ラク」を飲んだ。

 トルコのビールはどちらかと言うと淡白、ワインは酸味を主体としたフランスワインより、甘みを重視したドイツワインに近く、私の好みに合った。
 スピリッツ(ラク)は、干しブドウと杏(あんず)を主原料とした蒸留酒であるが、これは、イギリスのウィスキー、フランスのブランデー、日本の焼酎には未だ劣ると思った。

 いやはや、とんだ「24節気」となったが、これもまた酒であり、美味しいトルコ料理とあいまって記念すべき酒となった。
                            


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1 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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お帰りなさい (おおつる)
2009-10-02 12:17:36
無事の帰国なによりです。
私のいたイラクにもアラクという水を入れると真っ白になる酒がありました。
多分トルコのラクと一緒ですね。
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