旅のプラズマ

これまで歩いてきた各地の、思い出深き街、懐かしき人々、心に残る言葉を書き綴る。その地の酒と食と人情に触れながら…。

トルコの酒

2009-08-09 14:32:53 | 

 昨夜、来月のトルコ旅行メンバー5人が集まった。5人だけが集まったのではなく、5人を含む「むつみ会」という会の暑気払いをやったのだ。
 われわれ5人がいるので、当然のことながらトルコの話が多く出た。他の参集者のうち4名は既にトルコに行っているので、旅の注意事項も含めてトルコ談義に花が咲いたのだ。加えて、ワインを飲みながらの会であったので、話は勢い酒の話となった。

 イスラム教徒の国に行くのに酒の話はご法度ではないかと思ったが、話を聞いてもガイドブックを見ても、トルコは酒には極めて寛大で、酒屋もあれば飲み屋もあるらしい。特に、優れたワインの国だという評価だ。
 中には、トルコはワインの発祥地であるという意見もある。
 人類が自らの手で造った最初の酒は
ビールとワインで、つまり麦とブドウの酒で、その地が「古代オリエント」地方と言うのは通説。既に5~6千年前のオリエント地方の土器や記録に、そのことは示されている。
 古代オリエントとはどこか? Wikipediaによると「狭義のオリエントは、古代ローマから見て東方にあるアナトリア、シリア、古代エジプト、メソポタミア、ペルシャなどの世界を指す」とあり、冒頭にトルコを示すアナトリアが出てくるので、ワイン、ビールの発祥の地の一つには違いあるまい。

 ガイドブックには、われらが旅程の中にあるカッパドキアの赤ワイン(クルムズ・シャラプ)やパムッカレの白ワイン(ベヤーズ・シャラプ)などが紹介されており、ビールもビラと呼ばれ有名銘柄は「EFESエフェス」、また「Rakuラク」という、水で割ると白濁する45度のスピリッツもあるという。
 しかもそれらを、メゼと呼ばれる前菜や、アラ・スジャックという酒のつまみで飲めと書いてある。
 
立派なものではないか! もうこれだけあれば私は何もいらない。
                             


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