早くも12月に入った。今年も、コロナに明けコロナに暮れようとしている。
デルタ株をようやく乗り越えたかに見えたが、新たなオミクロン株が登場、これまでに比べればはるかに容易であろうとは思われるが、未だ新たな戦いは続く。感染症との戦いは、ウィルスがたえず変異しながら攻撃してくるのに対し、ワクチンなどの助けも借りて抗体を形成し、やがて集団免疫を獲得して終わるのであろう。とすれば、来年一年ぐらいは、まだこの戦いは続くのであろう。
もちろん、ワクチンが行きわたり治療薬もできれば、発症や重症化は格段に収まり、インフルエンザなど普通の風邪の一種のようになっていくのであろう。むしろ死者については、昨年はインフルエンザの死者がほぼゼロで、コロナの死者がそれを埋めた形になったが、今年もインフルエンザの流行がもし抑えられれば、コロナの死者が減って、むしろ減少するのではないかと期待している。「そうは甘くないぞ」とオミクロンが言うかもしれないが。
いずれにせよ、十分な注意と必要な対処に努めながら、医学や人類の叡智も信じて、正常な生活を取り戻していく努力も必要であろう。来年はその転換点となる年であろう。