旅のプラズマ

これまで歩いてきた各地の、思い出深き街、懐かしき人々、心に残る言葉を書き綴る。その地の酒と食と人情に触れながら…。

小保方晴子さんの新万能細胞を生み出したもの

2014-01-31 14:55:07 | 時局雑感



 30歳の若き女性研究者が、新たな万能細胞を作り出したニュースが駆け巡っている。理化学研究所に勤める小保方晴子さんという女性で、博士号を取って未だ5年、30歳の若さで同研究所のユニットリーダーを務める方だという。なかなかの美人で、立ち居振る舞いもチャーミングだ。

 問題は、なぜこのような快挙が起こったかその背景だ。本日付日経新聞の新井重徳記者の記事によると、それは次のように書かれてある。

「その背景には、先入観のない柔軟な発想と、若手を抜擢する理研の風土という2つの「型破り」があった」

 先入観のない柔軟な発想というのは、それを育む理研の風土にもよるのだろうが、かなりの部分は個人に属する。しかし、若手の抜擢というのは個人ではどうにもならない。理研という研究所はどうしてその風土を手にしたのだろうか? その中にあった小保方さんという才能の幸運を喜ぶ。
 大学病院などで、教授の後を弟子たちが金魚のウンコのようについて歩いている情景を見るが、そこには柔軟な発想も若手抜擢もありそうにない。新発見など生まれそうもない雰囲気だ。
 この理研の「型破り」は、単に研究分野だけでなく、日本のすべての企業、団体に求められるものであろう。


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