アルジェリアの日本人を含む大規模人質事件に始まり、今年も危険な方向を暗示させる事件が相次いだ。アフリカの民主化運動は何となく遠い国の事のように思ってきたが、突如日本人が巻き込まれるなど、世界は狭くなってきている。
近いところでは中国と北朝鮮が不穏だ。中国は国内矛盾解決のためには経済発展と民主化が避けられず、しかし時に及んで内なる不満を外に向けて発散させようとする。尖閣や領空圏問題など、いやな予感がしてきた。北朝鮮に至っては突如身内の粛清など、まだこのような水準の国があったのかと思わせるほどで、何とか解放に向けて軟着陸させる方法はないのか?
もっと危険なのは挑発に乗る安倍内閣かもしれない。秘密保護法、集団的自衛権承認、軍備拡大…、ここにきて靖国神社参拝とは、少し子供じみてきたのではないか?
自然界も黙っていない。台風の数は例年になく多く30号に及んだ。とくにその30号は風速90mでフィリピンを襲う(死者不明8千人)など常識の範囲を超えてきた。
日本を襲った他の台風も「かつて経験したことのない雨量」(気象庁)を伴い、伊豆大島や京都桂川流域などに「経験したことのない」被害をもたらした。竜巻も埼玉県などを吹き荒れた。竜巻などはアメリカの砂漠に起こるものだと思っていたら隣りの埼玉県まで迫ってきた。
関東を襲うとされる直下型地震を思うと身の毛がよだつ。
咲き続ける「バラ王子」のバラ