金木犀の香り漂い秋の気配を感じますが、もうひとつ香りというか匂いで秋を感じさせるものに銀杏がありますね。
東京では、街路樹に銀杏の樹が少なからぬところに植えてありまして、
銀杏の樹には、雄と雌があって雌の樹に銀杏の実がなるのですね。
通勤途上にも銀杏の樹があり、雌の樹の下にはおびただしい実が落ちて、踏みつぶされて歩道が黄色くなっています。
歩道に色がつくだけならええんですが、熟した銀杏の実の香りというか匂いといったら、まるでゲロの匂いですから、たまりませんです。
できるだけ、踏まないように歩いてはおりますが、靴の裏に匂いがつくのじゃないか、と下向いて歩きます。
重い二日酔いの朝なぞ、もよおしそうで歩けたもんではありません。
東京人はこの匂いに慣れているから駅のホームなどでぶちまけられているゲロにも耐性があるのかしらんと思ったりします。
先週の日曜日、東京駅から皇居側に出たところの丸の内オフィス街をうろついてみました。
何の意味があって置かれているのか皆目見当もつきませんが、いたるところにサイケな牛の置物がありました。
この界隈にかれこれ70頭くらい期間限定で置かれているそうですが、本物の牛を見ることもない都会の人たち、特に子供たちに変な刷り込みとならないか心配です。
こんな虹色やら水色の牛なんか、おらへんもんね。
どうせなら、公園とかいっぱいあるんじゃから、「本物を連れてこいよ、本物を」と言いたくなりますな。
口の端から糸引くようなヨダレを垂らして、ケツから糞をボトボトひりながら歩く生きた牛ぃ見せたらんかい、と思いますね。
また、この時期ならではのオブジェもありました。
ハロウィンのかぼちゃも歩道や街灯に年中あるかのように飾ってありました。
飾り自体は愛嬌を感じてカワイらしいのだけど、日本で「ハロウィン」っつてもね~、って思います、正直なとこ。
うし(特に水色の)、思わず声に出して笑ってしまった・・70頭もいるの!げらげら。
そーいえば たむらんだって、うし歳じゃん。人の事 言ってられんじゃ。
牛を見た事のない人々に変な刷り込みにならないかという憂い、さすがに牛さんだわ。
コチラでは銀杏の独特の匂いもあまり不快に感じないのは空が広いせいかしらん。
1枚目の写真の牛を見て「ドナドナドオ~ナ~ド~ナ~♪」と歌ってしまいました。
先日の津和野でしっかり匂って来ました。
この牛達の行列を造ってみたい。