早いものでもう11月になった。ここ最近は土日は良い天気。
これまで休日は”引きこもり”的生活が続いとったような気がして、用事以外にもぷらぷらせにゃいかんかな、と思って、自転車で10分くらいのとこにある”東京100景”に選ばれている「新井薬師」に行ってみた。
薬師さんの境内でたまたま「骨董市」をやってたので、ちょっとラッキーだったかも。
フリマと違って純粋な骨董市だったので少々びっくり。
素人のフリマと違って、プロの骨董屋さんたちが境内にいっぱいに店開きしていた。
蕎麦打ちを趣味にするとどうしても「蕎麦猪口」に目がいってしまう。
あの”逆台形”形で安定感があって手にしっくりと納まって、使い途も蕎麦つゆはもちろん酒でもお茶でもコーヒーでも注いで違和感がそれほどない器って感じ。
蕎麦猪口には興味大々だったけど骨董市でいろいろ見てびっくらこいたで。
安いもんは2,000円くらいからあるけど、高いのは、なんと48,000円も・・・。
蕎麦猪口はだいたいが「古伊万里」の陶器で、江戸初期頃から今の形(逆台形)になってきたらしい。
江戸後期になるにつれて裏の高台がだんだんと浅くなって、今では高台はほとんどなくなってる。
骨董市に出ていた品はほとんどが高台がないタイプなので江戸後期以降の作。
「これは・・・・」と目を引かれる蕎麦猪口にはやはりそれなり(以上)のお値段がついてるのよね~。
「お兄さん、勉強しますよ」と言われたけど、嵌まると抜け出せない性格ゆえに、骨董市を見て冷やかして楽しむだけに留めておこうと思いを引き締めた次第。
蕎麦猪口以外にも着物や指し物や時計や仏像やらなんやらかんやら、こりゃどう見てもガラクタじゃんというものもあって楽しいやら哀しいやら。
結局、持ち合わせもないし、全店を眺めて終わっただけ、だけど、休日はいつも作務衣を着て過ごしているのでそのまんまの恰好で出かけてたからか、見知らぬ人に「すみません、今日、木村さんはどこでしょうか」って聞かれたのには「は~~?」って感じで、ハハ・・・「わしゃ~広島じゃけ知らんわいね」とは言えず「わかりません」としか答えられず・・・、普通か。
骨董市の親父とちょっと話したけど、やっぱ、土日の2日間、誰とも会話せず、っちゅうんは健全な生活じゃないのぅ、と思う。
何か生産的なことをせんにゃいけんのうと思うこの頃。
ミイ様:自炊は楽しんでやっとるうちはええんじゃろうね。
それにしても入院とは・・・・・・お大事に。