桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

検察申し入れ

2011-12-05 | Weblog
今朝は、午前10時、水戸地検に申し入れをした。
連れ合いに送られて行くと、もう記者の皆さんが並んで待っていて、まず入る前に聞かれたが、補償金の意見書に託つけて、あたかも無罪判決が間違いだったみたいなことを言うのは間違っているし、検察庁として許される行為でないことを話した。
水戸地検は、部屋は用意出来ないと言っていたが「寒いですから」、と何時もの部屋に案内してくれた。応対したのは男女2名。こちらは俺を含めて4名だったが、それぞれに思いを語り、短い申し入れをした。
終わった後、また門のところで取材され、再び思いを語ったが、無罪判決をコケにする検察意見書は、徹底的に批判しなければならないし、俺は、こんな意見書を提出する検察はどこまでも追及してやるつもりだ。