桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

もう1つの竹細工

2023-06-27 | Weblog
庭に咲く花を、ときどき連れ合いは取って来て一輪挿しに飾る。
花に合う一輪挿しが無いときもあって、それを見ていた人が、先日の祝う会で「恵子さんのために」と言って選んでくれたのが、この竹細工一輪挿しだ。
今日は庭から紫陽花が部屋に来ている。品のある一輪挿しに紫陽花。より花が美しく見えるね。

2度目だよ

2023-06-26 | Weblog
腹水を1度抜けば、暫くは大丈夫だろうと思っていた。
数ヶ月くらいは溜まるまでに時間があるだろうと思っていたが、とんでもない話で、アッという間にガスが腹水に変わって、今週末には2度目の除去手術となってしまった。
ウンザリだ。
今回はどうなるか判らないが、せめて1か月くらいは普通に飯が食べられて息ができることを願うばかりだ。

風鈴

2023-06-25 | Weblog
昨夜、頂いた贈り物の1つが民芸竹細工の風鈴。
高さは30センチくらいだろうか。
今日は風があって開けた窓から入る風がに揺られて、時折、品のある小さな音が鳴る。 
癌で臥せっているのだが、やるべき対策をして横になっていられる有り難さを感じさせてくれる音色だ。
人によっては満足な対策も講じられないこともあるだろう。それなのに俺は、早く回復して欲しいと願ってくれる皆さんがいて、その想いを感じながら寝ていられるのだ。こんな幸せはあるまい。 
有り難い、有り難い。幸せだねぇ。

感謝の夜

2023-06-25 | Weblog
昨夜は茨城での東京弁護士会人権賞祝い。
阿字ヶ浦の丸徳旅館に30名ほどが集まり、祝ってくれた。
30本のバラの花束。美しい色のバランスの花籠。民藝竹細工の一輪挿し。
皆さんからの想いが詰った贈り物。
それに皆さんからのメッセージ。俺は、何をしたとの思いはないのだが、俺の生き方に影響されたと語る人の多さにビックリだ。
涙を流し、浮かべて激励してくれる想いを頂いて、何とか、もう1度、元気なならなければならないという力も頂いて来た。
「来年もやるんだからね❗」旅館の構造的に泊まれずに帰って来たが、来年は
泊まりたいねぇ。

変わらない

2023-06-23 | Weblog
変わらないのは良いことか、悪いことが、微妙だよね。
痛みはないし、普通にウンコは出たし、腹水の腹は辛いし、食欲はあるけど少食だしね。
予定通りに新車が来たけど、乗る気になれなくてベッドから眺めてるだけだよ😅
明日は茨城での泊まり込み人権賞祝い。
体調次第で泊まらないで帰ることも伝えてあるけど、弁護士や支援者の皆さんが、集まりたい、喜びたいと言ってくださるのが有り難いよな。
俺の宝だと思ってるよ。

ガッカリ

2023-06-22 | Weblog
今日は腹水を抜いても張る腹を診て貰いに病院へ。
レントゲンとCT。
張る腹には、もう腹水が2リットルくらいは溜まったいると判ってガッカリした。
腹水の原因になる肝臓がんが良くならないかぎりは同じことが続くのかと思うとウンザリだなぁ。
食べる量が減っていることでカロリーが足りず、このままでは動けなくなる日も近い感じがして、少し食べ方を変えることにした。

変わらない

2023-06-20 | Weblog
腹の張りは、相変わらずで飯を食べると苦しくなる。
腹水を抜く前と変わらない。
先日の駐車場で転倒して打った尾骶骨や背中の痛みにくわえて、直腸がんからの痛みも変わらない。
皆さんからご心配頂く思いが届いても、それに返信して書く気力が沸かない。
何しろテレビジジイがテレビを見る気力が無くなって、そのテレビ音が煩わしくなっている。
ブログを書くのも面倒になっていて、ご心配をお掛けするかも知れないが、暫くは休眠して状況を見ることになりそうだ。

思うようには

2023-06-19 | Weblog
腹水を抜いてもスッキリと回復はしない。
代わりに発生したらしいガスが腹水と同じように腹を占めて息をするのが窮屈だ。
腹水のような圧迫感はないが、困ったねえ。
今朝は、少し楽になったけども朝飯を食べたらば、また楽さが消えてしまった。
痛いから動かない。動かないから体力は低下する。低下するから、余計に動かない。
ますます悪循環だ。
それでも横になっていての圧迫痛は改善されて来た。きっと寝返りを打っているのだろう。今朝も連れ合いが起きてくるまでは熟睡だったし、眠れるようになって来た。
悪くなった感じと良くなった感じ。癌は、本当に強かで、しぶとい。
眠ったならば、そのまま起きなくても構わないと思ってしまうこともあるが、全国で俺を案じてくれている仲間たちを思うと、何とか回復させたいと思っている。
もう少し。もう少し。

ショック

2023-06-17 | Weblog
無事に腹水を抜いて帰宅した今夜は寿司を食べに行った。
腹水に押された胃や内蔵のために、すぐに満腹感になり、苦しくなっていたが、それがとうなるかも楽しみとして行ったが、満腹にはなったが苦しさは消えていた。
良かった。
行った寿司屋は、少し値の貼る回転寿司屋で、何を食べても美味い。今夜も美味かったが、初めてマズイと感じるのがあった。 
カッパ。
飯は硬い。しかも、きっちりと握り過ぎて餅のような感じ。とても値の貼る店で出す商品ではなかった。
帰りに指摘して来たが、次に行くときは変わってるかなあ。 
そして帰宅したが、自宅に上がろうとして駐車場からレンガ積みの庭に上がろうとして右足で上った。が、上がり切れないでバランスを崩してしまい、駐車場に転倒して落下した。
たった40センチほどが上がれなかったこと、崩したバランスを訂正出来ないで背中から駐車場に転倒したこと、ショック。
肘を擦り剥き、少し頭を打った程度で済んだが、これが現実なんだなぁ。

最後の点滴

2023-06-17 | Weblog
未動きしたくないほどに怠い。
別に体温も血圧も異常はなくて、大量の腹水を抜いた反動らしい。
医師は、2、3日すれば普通に戻ると言う。
怠さ解消のために点滴をして帰ることになった。
腹水を抜いたところにガスが入ったそうで、また腹水が復活したみたいな感じだが、これも、すぐに無くなってスッキリするそうだ。
良かった。
昨夜はカテーテルを入れた腹の傷口、直腸がんでの尻が痛くて参ったが、今は痛みは無い。本当に腹水除去はアッという間に終わってゴッドハンドの意味も判った。
これで暫くは普通に過ごせると思うと嬉しいなぁ。