末光道正のブログ  八尾から日本の政治を変えよう

労働者・市民・学生の団結を強めるコーナーです

救援本部ニュース 480号

2013-07-26 07:32:35 | #すべての原発いますぐなくそう


救援本部ニュース480号 2013.7.26

「原発も労働問題です」
「ひっくり返してやりたい。切り捨てる社会、変えたいんです」山本太郎さん

 参院選で当選した山本太郎さんは、演説の中で繰り返し訴えていました。
「原発も労働問題です。ウランを掘り起こすところから被ばく者は出る。メンテナンス作業をする人たちが被ばくする。汚染水をぞうきんで拭くのも日雇いの労働者。ちゃんと被ばく管理もさせず、作業が終わったら切り捨てられる。この国は、常に人々を切り捨ててきたんです」
「カローシという言葉がタイフーやツナミと同じく国際語になっているそうです。いつからそうなったか。25年前からですよ」
「もう闘うしかない。ひっくり返してやりたいんです。切り捨てる社会、変えたいんです」
 山本太郎さんに投じられた66万6684票は、こうした大多数の労働者の切実な思いを込めたもの。口に出さなくてもみんな、こんな「切り捨てる社会」なんかひっくり返してやりたいと思っているのです。
 東京新聞のコラムで、2人の方が書いてます。
 参院選最終日の「秋葉原と渋谷」。その対比は明らかです。
 そして安倍・成長戦略の目玉とされる「女性労働力の活用」が何を意味するか。職場で横行する妊娠解雇、育休切り、職場流産について触れられています。
 太郎さんの言う「過労死の始まった25年前」とは、国鉄分割・民営化と労働者派遣法、男女雇用機会均等法の制定・施行された年。当時の中曽根首相が、「国鉄改革で国労をつぶし、総評をつぶして、憲法を改正する」と公言して強行した国鉄分割・民営化では、40万人いた国鉄労働者が20万人に減らされた上に全員いったん解雇され、闘う労組破壊の目的で数千人が排除されました。
 労働者派遣法によって、それまで禁止されていた派遣労働が解禁され、今では無権利・超低賃金・首切り自由の非正規職労働者が労働者全体の4割を占めています。
 そして、「男女雇用機会均等」の名目で行われたのが、女性労働者の深夜労働の解禁です。それによって、男性労働者も含め、深夜労働や長時間労働の歯止めが奪われ、過労死や過労自殺があふれることとなりました。
 政治家や資本家、御用学者やマスコミが経済再生の要とする「規制緩和」や「民営化」が労働者全体に何をもたらしたかです。
 もうこれ以上、「資本家には天国、労働者にとっては地獄」となる社会が続くのを許してはならない。原発も同じ。闘う労働組合を職場によみがえらせ、団結の力を武器に、闘っていきましょう。

再稼働阻止! 全原発廃炉!ヒロシマ世界大会
8月5日(月)午後3時 広島・アステールプラザ中ホール
アメリカ・ドイツから 他/被爆者・被爆二世、福島からの訴え、各地の反原発運動/被曝労働阻止をたたかう労働組合
8・6ヒロシマ大行動実行委員会/NAZEN ヒロシマ・アピール集会  8月6日(火)午前7時 原爆ドーム前8・6ヒロシマ大行動大集会       12時半 総合体育館小アリーナ



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