末光道正のブログ  八尾から日本の政治を変えよう

労働者・市民・学生の団結を強めるコーナーです

救援本部ニュース 478号

2013-07-21 06:39:08 | #すべての原発いますぐなくそう



救援本部ニュース478号 2013.7.21

福島第一原発事故収束作業員の命と健康を守れ!
 
 心配されていたとはいえ、衝撃的な事実が明らかとなりました。福島第一原発事故の収束作業にあたっている作業員約2万人の調査で、放射性ヨウ素を体内に取り込んだことによる甲状腺被ばく線量が100㍉シーベルトを超える作業員が、推計で1973人に上ることが分かったというのです。
 作業の現場にまん延する放射性物質はヨウ素だけではありません。防護服も器具もまったく不十分なまま、劣悪極まりない作業環境での労働を強いられたきたのです。大変な量の放射性物質が体内に入ってしまっているのは間違いありません。そして、その多くは「協力企業社員」という名の下請け・非正規雇用の労働者です。使い捨ての扱いをされ、その後の調査対象にすらならない労働者も膨大にいます。
 こうした現場作業員の懸命の注水作業によって、かろうじて再臨界を防いでいるに過ぎないのが福島第一原発の危機的現実です。
 収束も定期点検も被曝労働抜きにはありえない。作業員の被曝・健康管理と全原発即時廃炉が必要です。

子どもたち、働く人たちの命を守る! みんなのよりどころ、ふくしま共同診療所の建設・拡充にご協力を
 国も東電も福島県立医大も、入念な甲状腺検査を定期的にやろうとしないどころか、むしろ妨害する状況にあります。
 東京新聞に福島県の医師の方からの投書が掲載されました。
「事故から2年以上たち、小児甲状腺がんの発症は、疑いも含めると27人にのぼります。チェルノブイリの経験から、今後も増えることが危惧されます。…福島県立医大の県民健康管理センターでは、県内36万人の子どもたちを対象に甲状腺検査を行っていますが、2年に1度です。例えば1歳の子は2年で20㌢成長します。成人検診でさえ毎年なのに、これはどういうことでしょう。膨大なマンパワーと予算が必要ですが、超音波検査は年に1、2回は行っていくべきでしょう。過去に経験のない大惨事の真っただ中にあるのですから」
 その通り! ふくしま共同診療所の建設・拡充にご協力をお願いします。

再稼働阻止! 全原発廃炉! ヒロシマ世界大会8月5日(月)午後3時 広島・アステールプラザ中ホールアメリカ・ドイツから 他/被爆者・被爆二世、福島からの訴え、各地の反原発運動/被曝労働阻止をたたかう労働組合8・6ヒロシマ大行動実行委員会/NAZEN
ヒロシマ・アピール集会  8月6日(火)午前7時 原爆ドーム前8・6ヒロシマ大行動大集会 12時半 総合体育館小アリーナ


★当面する闘争スケデュール

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