末光道正のブログ  八尾から日本の政治を変えよう

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日本経済過去最悪の需要不足、

2009-09-06 07:56:52 | 世界大恐慌
■日本経済の需要不足、過去最悪の水準 内閣府試算
朝日新聞 2009年9月5日21時7分

 景気が持ち直しつつあるとされるなかで、日本経済は過去最悪水準の需要不足が続いている。内閣府は、日本全体の需要と供給の差を示す「需給ギャップ」が、09年4~6月期でマイナス7.4%だったと試算した。過去最悪の1~3月期(マイナス8.0%)からわずかに改善したとはいえ、需要不足の規模は年換算でなお40兆円にのぼっている。  需給ギャップは、実際に生み出されたモノやサービスを表す国内総生産(GDP)と、企業の設備投資や雇用者数などから推計した潜在GDP(供給力)との差を、潜在GDPで割ったもの。GDPギャップともいう。昨秋のリーマン・ショック後の世界同時不況で一気にマイナス幅が拡大した。 
 景気拡大期には需要が増えてギャップはプラス方向に動き、景気後退期は需要低迷でマイナス方向になる。80年代末のバブル期まではプラス基調で、90年代以降はマイナスが続いた。02年から07年までの景気拡大で一時はプラスに回復したものの、 ギャップを縮めるには需要を増やす必要があるが、欧米などの外需は低迷。内需も景気対策で支えられている状況だ。民間の試算では、ギャップ解消には5年程度かかるとの見方もある。企業が過剰な設備や雇用を抱える状態が続けば、設備投資を控え、雇用削減をさらに進めかねない。  麻生政権は財政出動を呼び水に需要が増えるよう政策運営してきたが、政権交代後の民主党がどのような景気対策を行うかはまだ不透明だ。子ども手当や高速道路無料化で需要を喚起するとしているが、こうした施策の本格化は10年度以降。年末から来年初めにも停滞する懸念がある景気をどう刺激するか。新政権が打ち出す政策が注目される。

★当面する闘争方針