リンリン・ダイアリー

ブースカがお話します。

2020年2月24日 ドラマ・天国と地獄

2020-02-24 12:56:39 | Weblog

 妻夫木聡さんがまだ初々しかった時代。そんな頃に制作されたドラマ・天国と地獄。かなり前に黒澤明監督が映画化し、高評価を受けた作品。当時のままでは無理があったようで時代背景を考慮して少し手直しはされていた模様。それでも原作がしっかりしているせいか、見ごたえはあった。妻夫木さんは一本調子な演技で決して上手い、とは言えないが犯人役としての嫌らしさは出ていて面白かった。相手役の成り上がり、権藤役の佐藤浩市さんもいつも通りの不機嫌な感じが表現されていて良かった。忘れてならないのは地味だけれど、印象に残る演技をした妻夫木さんの共犯者のふたり。薬中毒でどうしょうもない夫婦。このふたり、殆どセリフはないがセリフなしの見た目だけであそこまで演技が出来る人はなかなかいない。篠井英介さんと吹石一恵さん。吹石さんはスタイルも良くて本当に綺麗。あの役は彼女があってこそ、という気がした。見終わって気づいたが制作から十数年を経ていたのですね。妻夫木さんがあんなに若いのだから当然か。時の流れってほんと、早い! またこんなドラマを見たいが、最近はないねー。こちらが時代遅れなだけ? 


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