リンリン・ダイアリー

ブースカがお話します。

2020年2月22日 映画・ソロモンの偽証

2020-02-22 17:56:09 | Weblog

 過去の日本アカデミー賞で、上位にランクインした作品。上映当時は前編と後編に分けて公開されていたので宣伝も派手で印象に残っている。映画自体は宮部みゆきさん原作によりミステリーもの。前半で事件がおこり、後半は解決編。中学生が主人公ということもあり、一見学芸会風。生徒たちも公募で選んだらしく、素人っぽさがいい? いいと思う人もいるだろうが、やはり素人芸でつまらない場面も多い。主人公を演じた藤野涼子さんは多分これがデビュー作。真面目で一生懸命な感じがビンビンに伝わり、そこには引き込まれた。演技の勉強をどれだけしたのか知らないが素晴らしかった。裁判のシーンが後半は延々と続き、そこらがダラダラしていて何とかならなかったのかと思う。ラストも妙に軽やかで明るく、こんな風には終われないだろうーと突っ込みたくなった。もっとも暗ーく終了するのは不本意だったのだろうな。その気持ちも分かる。主人公の両親役の佐々木蔵之介さんと夏川結衣さんは落ち着いていてなかなか良かった。に映画の中のまともな親の姿を久々に見た気がした。この映画、今なら制作されないだろうな。時代の流れを感じさせられた。


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