リンリン・ダイアリー

ブースカがお話します。

2006年5月29日 泥の河

2006-05-29 22:35:59 | Weblog
 田村高廣さんを偲んで放映された「泥の河」を見た。モノクロの自然体の中に人々の暮らしを感じた。映画の上映は25年ほど前。けれど、映画の舞台は1960年代の大阪。これはまさに私が生まれた時代、場所ともに一致。そのせいか親近感を覚える。そうは言っても随分以前の事なので、正直親近感もあいまいではありますが。全体的に内容が暗いので、見終わっても爽快感はない。そこがこの作品の良さなのでしょう。ラストシーンで別れも告げずに去っていく子ども達。あそこで何を訴えたかったのかよう分からんのやけど。何やったんやろか。
 日々人々は、様々に暮らしている。そんな当たり前の事がなかなか分からんもんや。後はその暮らしの中でどんな事を感じているか、なんて事。どうでも良い、さらっと流す問題かも分からへんが立ち止まって考えるのもよろしいのでは。久々に見た「泥の河」にそれを教わった。
 

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