ちょっとじっくり聴いてみた。
MMはデンオンDL-109D:40kΩ(多分)、MCはマイソニックEMINENT:50kΩ(多分)が良かった。
インピーダンス合わせると、MM,MC余り違いがない?
MMは50kΩにすると力がなくなるかも。
ここでまとめと云うか、BTLで聴いたときは確かMCがインピーダンス低でいい感じ、MMは変わらないだった。そうなると今回とは辻褄が合わない。
まあ、試聴もかなり微妙なところだったのでこれから長めの試聴で判断する。判断には自信があるのだけれど。
ちょっとじっくり聴いてみた。
MMはデンオンDL-109D:40kΩ(多分)、MCはマイソニックEMINENT:50kΩ(多分)が良かった。
インピーダンス合わせると、MM,MC余り違いがない?
MMは50kΩにすると力がなくなるかも。
ここでまとめと云うか、BTLで聴いたときは確かMCがインピーダンス低でいい感じ、MMは変わらないだった。そうなると今回とは辻褄が合わない。
まあ、試聴もかなり微妙なところだったのでこれから長めの試聴で判断する。判断には自信があるのだけれど。
それではMMカートリッジを今のシステムでじっくり聴いてみる。
なんだ鳴るじゃないか。今までの弱いインピーダンスのミスマッチのようなものはどこへ行った?そんな感じだ。
今はシュアのTYPEⅤxMRで鳴らしている。部屋中に音が充満する。こうなるとMCでなくともよいかも知れない、そう思う。
そして入力抵抗の可変抵抗器を回転させてみた。
やはり0に近付けると高音が無くなり、やがて音が出なくなる。100kΩに近付けると高音がちゃきちゃきと強く鳴り、低音が弱くなる。尤もこれは低音が弱くなるのではなく、相対的に高音が多すぎなのだと思う。全体で考えるとどの抵抗値でも良いじゃん、といい加減な気持ちになるので、低音過多の状態から少しづつ抵抗値を上げて行って、良い所でやめた。
今度は他のMMを、と探したが、シェルから外してしまったり、リード線が無かったりと、DL-109Dしかなかった。これを掛けると・・・。
音像重視になる。シュアが響きが多い、聴いてて心地よいのだが、こちらはリアルで来る。
どちらも今までは、「ステージを遠くから眺めてた感じ」から、「ステージに飛び込んだ感じ」になった。
そして細かいところ、今まで埋もれてかすかにしか聴こえなかった音や一音一音の微妙な感じが良く分かるようになった。部屋に充満する音も出てきた。ひょっとしてフォノイコが目覚めた?
今の入力抵抗は何Ωなんだろう?テスターで計ってみた。40kΩ。これは2MΩとパラってあるので結果的な抵抗値だ。計算してみると可変抵抗器の値は40.8kΩだ。もし可変抵抗器を付ける前の固定抵抗47kΩなら45.9kΩだ。さして変わらん気もする。
ならば確認の為、MCカートリッジを掛けてみる。前は圧倒的にMCの方がエネルギー感が有った。今回はどうか?
結果は、その前の、OPTを8Ωで使ってた頃に戻った。MCの方がエネルギー感が弱い。それになんか窮屈な鳴り方だ。これだったらMMの方が良い。ただ、凄みは有ると思う。MMのリアルさは「幻想的」で過去の良く分からない時代の記憶に飛ばされ、MCのリアルさは「現実的」で今を考えさせられる。
また、試しに可変抵抗器を一クリック上げた・これで50kΩになるはずだ。MCはこちらの方が良い。開放感がある。ただ、エネルギー感が薄まったかもしれない。
可変抵抗を付ける前の固定抵抗はアムトランスのAMRGだ。そんなに悪い抵抗では無いと思う。この音の違いがなぜか良く分からない。それからこのスケール感は、音量を上げたときに出る。これも良く分からない。それに今はMCとMMが同等のエネルギー感だ。なんだかよく分からなくなってきた。まあ、悪い方に行ってるわけではないのでじっくり調整する。
カギはMMカートリッジの負荷抵抗。
シュアというか、MMカートリッジが良く鳴らない。OPTの一次インピーダンスが上がったのでフォノの入力インピーダンスが上がったと考えると、フォノの入力インピーダンスを下げようと思った。値を変えられるよう、100kΩ可変抵抗器とした。
久しぶりにこのフォノイコを開いたが、我ながら美しいと思った。
47kΩの抵抗を取っ払って、可変抵抗を付ける。可変抵抗は、真空管のソケットが取り付けてある奥のアルミのプレートの裏だ。
簡単に音出しをした。
最初は可変抵抗器のつまみを中間位置で鳴らした。おお、元気じゃん。問題無く鳴っている。
多分抵抗0kΩで音が出なくなり、高音が曇る。100kΩで低音がなくなった。
こうなると、抵抗値というより抵抗の種類か?なんて思ってしまう。
まあ、今は時間がなかったので、後でゆっくり確認しよう。
前回のNFタイプのフォノイコの音は想像からそう離れてはいなかった。TAE-1タイプと記したが、実はTAE-3タイプだったらしい。TAE-1タイプはマツキンタイプのことである。数年前、10年になるかもしれない、一回間違えて、電源スイッチ下のレタリングを直したはずだが、その時も勘違いだったようだ。
こうなったらCRタイプも聴いてみる。
TAE-4タイプだ。故K.I.さんが銀座ヤマハの顧問をしてた時、CR型以外は認めなかったそうな。
そう思って聴くと、
CR型は原音再生型と思う。何も足さない、引かない。最初はつまらない音だと思ってたが、今聴くとそうでもない。真摯に向かって聴く、そんな感じ。音楽について色々考えてしまうような、こちらから入っていく音、そんな感じか。何故か安心感がある。SNがこれと言って良いわけではない。しかし一音一音が良く分かる。全体のキャラクター的な音色も感じられない。NFタイプはちょっと青いメタリック系の色のイメージだ。そうなるとこのCR型は優秀という感じになる。
今のシステムで能力を発揮したか、今の状態ではLCRフォノイコより良い鳴り方だ。
K.I.さんの唯一無二、上杉さんのどれも優秀、ちょっと言い過ぎかもしれないがどちらの考えも良いと思う。オーディオでは、個人でやってると「これが一番」という考えで探求心を持つと思うが、CR以外認めない、はオーディオをつまらなくすると思う。対外的に考えると、どれもそれぞれ優秀、その中でこれが好き、という考えになると思うが、それでも良いのではないか。
屁理屈っぽいか。
久しぶりにCDを掛けてみた。このままでも十分でないかい、という程低音が出ていた。雄大な音場が出るほどまでは行かないが、十分だ。パワーはこのままで良い。
LPをLCRフォノイコで掛けると低音が無くなる。では試しにということで、他のフォノイコを鳴らしてみることにした。
TAE-1タイプだ。CR型も有るが重なってた物を、たまたま掴んだらこれだった。まあ、CR型は音量が小さく、ハイ落ちのような気もしてる。
久しぶりに音出し。ありゃ、右が出ない。RCAケーブルを弄ってるうち、うんともすんとも言わなくなった。ありゃ、どっか死んだかな。と思ったらプリの電源が落ちてた。
繋ぎ直して早速音出し。鳴らしたのはオーマンディ・フィラデルフィアのナッツクラッカー。このLP、最後の方で「ズゥーン」と重低音らしきものが入ってる。
・・・このTAE-1タイプはこの低音を鳴らした。LPでも可能なんだ。っとするとLCRフォノイコがおかしいのか。そいや低音が無いと感じてきたのはLCRフォノイコを組んだあたりかも知れない。
LCRフォノイコのⅡ型は組んでそのまま、だ。調整、出来たら測定をするか。
それにしてもTAE-1タイプ、以前は「貴婦人のような」という表現が合ってたと思ったが、今では「古い画像」を見てるようだ。普通の音に成り下がってる。それ程LCRフォノイコが良く出来てるということだ(低音を抜かして)。まあ、LCRフォノイコはRIAA部の調整でなんとか低音を出せないか?とも思う。
EL34PPmonoの入力トランスを何とかしなければ、と思ってたが、今の回路で行けそうな気がする。
ぼちぼち始めるか。
某社のLCRフォノのトランスを使って自作LCRフォノイコを組直す。その前にEQA-LCRの回路図を起こそうと思う。
しかしこのパーツ:私が否定してるものばかりでよくこの音が出るものだ。私の自作LCRフォノイコの音質の優位性を確認するために買ったのだが、メーカー品の実力を思い知った。・・・でもパーツを替えたらどうなるか?という興味も絶えない。