analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

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現在の機器、セッティング フォノイコライザー

2024-01-30 00:04:49 | フォノイコ

フォノイコに関してはなんで組み始まったんだっけなぁ?

確かSMEの3012Rのシェルコネクターに穴を明けアーム内部配線をカートリッジからフォノイコに直結したときか。

その時にはシェルコネクターの穴が原因でキツい音を出してたのをフォノイコか?と別回路を組んだのが始まりだったと思う。

最初はマッキンC‐22のイミテーションを長らく使ってたが、どうも抜けが悪い気がした。

次にCRタイプを組んでみたが、素直な音に感じた。ただ、音量が小さく全体にクリーミーな感じだ。試験的に組んだのでパーツも安価で良いもの、フィルムコンなどを使ってた。

どうせならNFタイプもということで有名な回路を真似たやつも組んだ。

なるほど豪華でキラキラ、これは嵌ってしまうな、と思った。ただ、ちょっと非現実的な音にも思えた。

CR‐NFは何となく予想が出来たので手を付けなかった。

後は何か、と探したらLCRというのが出てきた。当時はフォノイコ用のインダクタがちらほら出てきたとこで、ノグチの格安のインダクタに飛びついた。これがイマイチだった。ダメではない。段間トランスがダメだったのだ。

しかし諦めずにあれこれやった。最終的には段間トランスを換えたら良くなり今に至る。

初段はE80Fというあまり馴染みのない真空管で、多分5極管接続。次段12AU7でハシモトの段間トランスをドライブ、インピーダンスを下げてRIAA回路からECC99のSRPPの出力となる。

SRPPは音は良いのだが、回路的に上段と下段が非対称のようであまり好きではない。

ここは単純に一段増幅のパラにしても良いかと思っている。

それから初段の三極間接続化もしてみたい。

しかし今の音で不満が無いのでいずれ、ということになる。

電源周りは春日無線のトランスを多用している。

配線材はアクロテックの6NAWG22か18。

信号の流れを優先したのでパーツの配置がイマイチだが、今だったらもう少しマシなレイアウトに出来ると思う。

整流は6X4、小さめの容量のコンデンサーを使ってコンデンサーインプットとチョークインプットの間位か、にしている。

私には珍しく段間トランスに行くコンデンサーにフィルムコンをパラってバイパスみたくしている。

シャーシーはちょっと変わったことをしてみた。

鈴蘭堂が廃業してタカチが商品を受け継いですぐのころこのSLシャーシーを入手。

右が金色で左が銀色。電源スイッチも合わせた。

昔だったらこんなこと許せなかったはずだが「こんなことも出来るようになった」と思いたかっただけだったと思う。

 

オーディオ的な対策はほぼなし。

このころ回路に興味を持ち始めて、回路で音が変わるのを知り、パーツの音の違いには興味が薄くなった。

それでもコンデンサーにはオイルを使った。

私のシステムの中核をなすものと思っている。

 

20240111

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