ヨギーニのひとりごと

ヨガにありがとう。ヨガはふしぎ。ヨガは宇宙からの素敵な贈り物。

原点

2014-04-22 19:52:28 | 命のきもち
先日ご案内した「地球交響曲・ガイアシンフォニー第2番」の上映会
私も見に行きました。

ガイアシンフォニーは、
元NHKディレクター、龍村仁氏が監督を手がけるドキュメンタリー映画。
1992年に第1番が、
その後、第7番までが公開されています。
すべて自主製作、自主上映。
このシリーズを愛する人たちがサポートしています。


映画の核となっているのは、

「地球はそれ自体ひとつの生命体である」

という、イギリスの生物物理学者・ジェームズ・ラブロック氏のガイア理論。


美しい地球の景色と呼応する音楽を背景に、
各編の出演者(メッセンジャー)たちが、
地球、いのち、愛について、
やさしく、力強く語ります。



私は19年前、1番と2番を、
当時住んでいた広島市で見ました。


思いがけず暮らすことになった広島。

市内各所には多くの被爆建造物が現存し、
爆心地からの距離表示がありました。

区役所に行くと、
被爆者健康手帳の案内に目が止まりました。

市内には新潟のように何本もの川が流れています。
美しい流れ。
でも、火傷した多くの人たちがあふれた流れ。


同年代の友人はこんなことを教えてくれました。

「友だちは親が被爆してるけえ、
 結婚がうまくいかんかったんよ」

そうか…私は被爆2世世代だったんだ。
そんな当たり前のことに気がつきました。


この地では原爆投下は過去のものではない。
そう実感しました。

広島で暮らした期間は約4年。
偶然にもその間に戦後50周年を迎え、
平和記念式典の時間を平和記念公園で過ごしました。


広島という場の力が、
私にどんな影響を及ぼしたかはわかりません。

でも広島で暮らす中で、
東洋医学、自然食、バレエ…と新しい経験をし、
さまざまな気づきを得たのです。



19年後、ふたたび見ることになったガイアシンフォニー第2番。

ジャック・マイヨール氏
フランク・ドイル氏
14世ダライ・ラマ法王
そして佐藤初女さん


4人からのメッセージ。


1976年、素潜りで前人未到の100mを超えたジャック・マイヨール氏から。

「私たちはへその緒を切り離された瞬間から、
 今度は呼吸というへその緒で母なる宇宙とつながる」

「グランブルー(水深100m)の静寂の中で聞こえる音がある。
 それは生命の響きとされるマントラ“オーム”に似ている。
 ラヴェルやブラームスはこの音を知っているかのようだ」


「呼吸を整え心の静寂を保つことで、
 人間は常識を超えた力を発揮できる」




1960年から宇宙人との交信を試み続けている、
天文学者・フランク・ドレイク氏から。

「われわれよりずっと進化しているはずの彼らに、
 生命とはなんであり、未来はどうなっていくのかを聞いてみたい」


「人間も木も草も動物も、そしてETも星のかけらでできている。
 その意味で我々はみな兄弟であり、近い親戚です」




「人間の究極の本性は、慈愛と利他の心である」
と説くダライ・ラマ法王から。

「21世紀は人類がネガティブな体験を通して学んだことを、
 ポジティブなものに転換していく時代である」

「心にもさまざまなレベルがある。
 普通私たちが心と思っているものは最も粗いレベルであり、
 肉体と共に消滅する。
 しかし、極微のレベルの心は永遠に消滅することはない」
 



そして先月、新発田で行なわれた講演会でお会いした佐藤初女さん。
青森県の霊峰・岩木山麓で「森のイスキア」を主宰し、
病んだ人、傷ついた人をすべて受け入れてきた先生から。

「私の祈りは動の祈り。生活そのものが祈り」

「ひとりひとりの中に神が宿っている」




ヨガを通して伝えたいこと。
ブログで伝えたいこと。

原点はこの映画なのかもしれない。
そうか、始まりは広島だったんだ。
そんな思いがわき起こりました。



人は無意識のうちに未来を選択しているのかもしれないですね

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