国際空手道 修徳会 北海道本部 札幌道場稽古日記

北広島市輪厚地区で空手の稽古をしています。練習の内容や、イベント、雑多な情報などを画像で紹介します。

テレホンコール フロム キルギス

2008-12-12 08:09:18 | Weblog
サブプライムローンの破綻に端を発した米の金融危機は時を経ずして日本に到来した。企業は経営規模を縮小し人員整理を行っている。トヨタは年間100万台の生産調整、ソニーは世界で8000人にも上る労働者の削減を発表した。地球が一回転するより速い速度で危機を共有するまで世界は狭くなっている。
ここまでが枕。
「なんかタクミと言っているようなんですが」電話に出た後輩が狼狽している。代わって聞いてみると確かに小生の名前を連呼している。しかし極端な巻き舌が昔聞いたアジテーションを連想させる。そうだロシア語だ。確かに世界は縮小している。ロシア語は「クラシバヤ ジェーブシカ」という実践用語しか分からない。「イングリッシュ スピーク プリーズ」(ペラペラと英語で喋られても困るが)。相手もなんとか意思の疎通を図ろうとしているようだが、片言以下の英語、しかも相当なまっている。どうにか聞き取れたのはキルギス。記憶糸を辿る。キルギスといえば中国と国境が接しているためソ連邦当時はイスラムを移入させ文化のバッファゾーンとしていた地域。イスラムといえばアルカイダ、アルカイダといえばラディン、入会の斡旋か?そんなはずはない、RPG7やAK47の撃ちかたも知らず善良で積極的無神論者の小生にそのお誘いはないはずだ。他に思い当たる点は十数年前に業務で行ったことだけ。国際電話をかけてくるということはそれなりの階層、しかも英語も日本語も話すこともできずに小生に電話することを合わせ考えるとかなりの緊急事態なのだろう。何とか相手の電話番号をききだし、後で電話する旨を伝えた。だがユジノサハリンスクとモスクワにそれぞれいた特派員に電話をかけてもらおうと頼んだがいずれも尻込み。わが社の将来も相当暗い。結局ウラジオストックに特派員でいた先輩に今日電話をお願いすることで落着(いやまだ終わったわけではない)。それにしてもいったい誰?それとロシア語に堪能な方是非小生までご連絡を。