国際空手道 修徳会 北海道本部 札幌道場稽古日記

北広島市輪厚地区で空手の稽古をしています。練習の内容や、イベント、雑多な情報などを画像で紹介します。

本の紹介

2008-03-29 08:50:47 | Weblog
国鉄当事は一日52億円の赤字を出していたが、JRになり逆に26億の黒字を計上する企業に生まれ変わった。徹底したコストカットと人員の削減が主因であることに間違いないが、社員一人ひとりの意識改革が回復をさらに加速させたのだろう。国鉄時代毎年行われる大規模なストに対して国民は寛容だった。労働者の権利を行使しただけであり、正当な行為であると。マスコミも表立った批判を展開していなかったが、民営化を前にして風向きが大きく変わる。まさに常軌を逸した労働実態が明らかになるにつれ国民からの支持を失っていった。清算事業団での無意味とも思える作業が報道されても同情は集まらなかった。その後闘争団と国労本部の対立にまで発展、修復は不可能とまで言われた混乱した時期もあった。意識改革はこれらが起爆剤になったのだろう。一度下降線をたどった企業を再生させるには荒療治、あるいは完全にスクラップにするかの選択が必要。その典型。