国際空手道 修徳会 北海道本部 札幌道場稽古日記

北広島市輪厚地区で空手の稽古をしています。練習の内容や、イベント、雑多な情報などを画像で紹介します。

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2018-11-26 09:15:53 | Weblog
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最近鈴木亮平が西郷さんに見えてきた。役者とは大したものだ。大久保利通役の瑛太の憎らしさと悲哀に満ちた表情も実に見事だ。原作では、寵童遊びが書かれているが、これはいいのかな。

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2018-11-19 09:24:40 | Weblog
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テレビのほうは佳境を迎えているが…。ついつい買ってしまった。さて、月照と西郷との関係は、著者の創造だろうが、その必然性には疑問符が付く。西郷どん、ギアゴーストは最後に裏切る。気を付けなはれ。

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2018-11-12 09:29:09 | Weblog
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ちょっと甘い評価だったか。しかし、密漁団の接触、潜入する肝の据わった取材はなかなかのもの。本田良一著「日ロ現場史」からの引用が多い点は気になるが、低い評価を付けることはできないだろう。

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2018-11-05 10:26:42 | Weblog
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かなり売れているようである。著者が説明している通り学術書ではなく、自身の立場や、アフリカでの研究生活を題材にしたエッセイといったところ。全体的には面白いのだが、ウケを狙う文章が鼻につく。

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2018-11-01 15:08:25 | Weblog
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いやーっ、アップするのを忘れていました。
西成で80日近く生活したことは評価できるが、やはりこれだけの短期間では表面的な現象しかとらえることができないだろう。ルポの冠と言えばどうしても朝日新聞「ルポ・精神病棟」を思い出す。これと比較するとかなりの見劣りは否めない。

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2018-10-22 09:16:45 | Weblog
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日本SF作家の三巨頭といえば星新一、小松左京、筒井康隆だが、いずれもど真ん中の戦中派と言われてもピンとこないほど現代にマッチした感覚と文章表現力、そして社会への影響力を持っていた。日本沈没は出版後映画化され社会現象にもなった。確か一番最初に沈んだのが函館だったような。当時の筒井康隆のエッセイで小松左京左京のことを「沈没成金」と呼んでいたのには笑わせられた。小松思想の中心に戦前の偏向教育と理不尽な扱い。そして終戦を機に恥ずかしくもなく豹変した人間たちへの侮蔑があることは間違いない。

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2018-10-15 09:23:54 | Weblog
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薬物依存患者の3割から7割が何らかの精神疾患をすでに持っている。そこからの推論として、薬物の薬理作用がすでに発症している精神障害の症状を緩和することに効果的で、そのために乱用状態になったのではないか=エドワード・カイツァイン(米精神科医)。一度の使用で常習者になる場合や、数年の使用歴があるにもかかわらず、自身の意思できっぱりと使用をやめることができるなど依存の度合いが大きく異なっていることにも裏付けられる。薬物依存は覚せい剤とは限らず、アルコールやニコチン、一部鎮咳薬や鎮痛剤もその対象になるようだ。確かにタバコでさまざまなことが緩和されている気がする。

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2018-10-09 09:27:16 | Weblog
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何かをしようとしたときの高揚感は、時として自身を盲目的にさせ致命的なミスを犯すことになる。正常化バイアスのことである。何度も見舞われる資金ショートの危機に、のど元を過ぎれば忘れるがごとくまた勝負に出るあたりは常人ではない。普通はそのような経験をしたくないがために、大企業に入ったり、公務員になったりするわけだが、最後はむしろその状況を楽しんでいる感さえある。小生にはできない芸当だね。

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2018-10-01 09:23:12 | Weblog
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罪の対価として過酷な労働を課す、いわゆる応報刑がまかり通っていた時代であったが、それにしても命を削る、いや実際に多くの犠牲者を出した開墾や開削をさせるとは。収監されたのは、一般刑法犯ばかりか旧幕府軍についた諸藩にいた国事犯も多かった。集治監の職員は佐幕派と戦った討幕派が主だった。中央政府からの指示と遺恨があいまって苛烈な環境に置かれていたことは想像に難くない。これが北海道開拓の真の姿。

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2018-09-25 10:45:13 | Weblog
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消炎剤ダーゼンの薬剤の有効性を確認できないとして製造元の武田製薬が自主回収を発表したのが2011年。一昔前の風邪薬には必ずと言っていいほどの確率でダーゼンが処方されていた。それをいまさら有効性が…と言われても、われわれはプラセボで風邪を治していたというのか。風邪や炎症などは一時の服薬で済むが、降圧剤は継続処方が原則で、マーケットも風邪薬の比較にならないほど巨大だ。ノバルティスファーマ社もバルサルタンだけで年間1000億円以上の販売実績を誇っていた。その臨床データが改ざんされたものだったとは。医師の功名心と製薬会社の利益第一主義。患者の命がかかっている問題。罪は深い。

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2018-09-18 09:23:59 | Weblog
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宗教は、教義が荒唐無稽なものや非現実的である方が信者はのめり込み、陶酔しやすい。そもそも宗教そのものが科学と対極的な位置にあり、科学を徹底的に否定することでその存在性を確立している。オウムに陶酔していった若者たちも教義に強烈な覚醒感を得たのだろう。さらに終末思想で駆り立てられる。青年期にある程度、生死感や自身の存在意義などの葛藤を経験していなかった未成熟な青年にとっては陥りやすい罠と言える。

地震

2018-09-10 16:36:37 | Weblog
 過去最も大きな揺れを感じた地震は、2003年の十勝沖地震で札幌の震度は4。その時は震源が遠かったため長いP波の後、まるでコーヒーカップに乗せられているような緩慢な横揺れのS波が襲ってきた。しかし今回の震源は拙宅から50キロほどしか離れていない。そのためP波とS波の時間差は4秒ほど。普段はP波の大きさで地震規模をある程度予測するのだが、考える余裕も与えられなかった。そして特徴的だったのは、今回の揺れははるかにエッジが利いていたように感じた。素人感覚で申し訳ないがエッジとは揺れ返しの激しさ。十勝沖をコーヒーカップと表現したが、今回は、さながらジェットコースター。左右に激しく揺さぶられた。観測された数値もそれを裏付けていた。小生が住む札幌清田区の震度は十勝沖を大きく上回る5強。また、十勝沖の最大加速度が約1100ガルだったのに対して今回震源近くで観測されたのは約1.4倍の1500ガル。阪神淡路が約900ガル、熊本でも1300ガル。今回の地震がいかに破壊的だったかがわかる。さらに揺れの振幅が極短周期だったことも見逃せない。震源近くでは削岩機で家屋を揺すぶられるのと同様の激しい振動に襲われたのだろう。
 とにかく通水し、大規模停電も解消された。明日の計画停電も回避される見込みだ。物流も回復しつつあり、食料品の供給も再開される模様。これで済んでくれればいいのだが。

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2018-09-03 09:25:33 | Weblog
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個人的には人類最大の創薬はペニシリンではないかと思う。偶然の発見というストーリーも花を添えている。それまで人類は感染症との闘いに明け暮れていた。ちょっとしたキズからの感染でいとも容易く命を落とした。ペストやマラリア、梅毒などの致死性の高い感染症もあるが、落命のリスクが一番高かったのはこの細菌感染ではなかったか。子供の頃よく母親に顔の傷は「めんちょう」になるので気を付けるように言われたが、これも過去からの言い伝えだったのだろう。それにしてもルイ16世の性的不能がマリーアントワネットの放蕩を呼び、それがフランス革命につながったという見方はちょっと笑える。

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2018-08-27 09:17:45 | Weblog
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モスクワからサマルカンド、ブハラ、タシュケントそしてハバロスフク、ナホトカというルートは奇遇にも昔小生が通った全く逆の行程。小生の場合は陸路だったが、当時を思い出しながら懐かしく読み進ませてもらった。佐藤氏が訪れたときは、外国人観光客に開放された直後だったため、このような珍道中が起ったのだろうが、小生が行った時期も、ソ連邦崩壊直後の混乱期で、一種異様な緊張感があった。さて佐藤氏はその後社青同に入った後、同支社の神学科に入学する。この曲折も15の夏の影響なのかもしれない。佐藤氏の姿を思い描いた時一つのフレーズが頭に浮かんだ。「旅に出ようテントとシュラフの入ったザックを背負い・・・」。彼女も同じ京都。立命館だったな。

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2018-08-20 13:15:09 | Weblog
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まず、知的好奇心とレベルの高さ、そして両親の勇断に驚かされる。高校1年生が東側体制に興味を持つこと自体かなり珍しいと言える。まして一人で旅行することなど、かなりの語学力がないと不可能。かなりディープなところまで意思疎通が図られているところを見ると高校生にして相当な英語力を持っていたのだろう。高校の入学祝としても40数年前に40万円もの投資をすることもかなり大胆なこと。さらに中学校の塾の月謝が8000円とある。自分と照らし合わせてもあり得ないほどの高額。ご両親は子供の教育や成長に対して並々ならぬ信念と決意を持っていたのだろう。さて、深夜特急をイメージして読み進んでいたが、さすがにこの年代であそこまでの不規則行動はなかった。それにしても読みごたえは十分。