晴れ、ときどき映画三昧

映画は時代を反映した疑似体験と総合娯楽。
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『あの頃ペニー・レインと』 80点

2008-12-15 15:13:12 | (米国) 2000~09 

あの頃ペニー・レインと

2000年/アメリカ

邦題がぴったりな青春ドラマ

総合★★★★☆ 80

ストーリー ★★★★☆80点

キャスト ★★★★☆85点

演出 ★★★★☆80点

ビジュアル ★★★★☆80点

音楽 ★★★★☆85点

「ザ・エージェント」のキャメロン・クロウが73年ロックグループをツアー取材した実体験をもとに監督・脚本化した青春ドラマ。米アカデミー脚本賞受賞作品。
厳格な母エレン(フランシス・マクドーマンド)に溺愛され弁護士志望の優等生ウィリアム(パトリック・フュジット)は、姉アニタ(ズーイー・デシャネル)の残していったロックのアルバムを聴きすっかりのめり込んでしまい、カリスマ・ロックライターのレスター・バングス(フィリップ・シーモア・ホフマン)に取材を依頼される。
ブレイク寸前のスティル・ウォーターのツアーに同行取材するうち、メイン・ギタリストのラッセル(ビリー・クラダップ)に気に入られる。そこには自称バンドエイドのペニー・レイン(ケイト・ハドソン)がいた。
C・クロウの自伝的映画なので当時のロック事情の裏表がとてもリアル。実際少年時代に「ローリング・ストーン誌」の記者としてレッド・チェッペリンを取材しているし、カリスマ・ロックライターのレスターも実在の人物。ペニー・レインのようなグルーピーの生活も目撃していたようだ。
C・クロウの親友ピーター・フランプトンがテクニカル・コンサルタントについただけあってライブ・シーンは本物の迫力。サイモン&ガーファンクル、ザ・フー、イエス、ロッド・スチュアートなどロックファンならずともお馴染みの曲が流れ70年代の臨場感が再現されるのも懐かしい。
F・マクドーマンドとP・S・ホフマンの2人のアカデミー賞俳優が存在感を見せるが、何といってもケイト・ハドソンの初々しい魅力が印象的。原題は「オールモスト・フェイマス」だが、邦題のほうがぴったりくる。



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