晴れ、ときどき映画三昧

映画は時代を反映した疑似体験と総合娯楽。
マイペースで備忘録はまだまだ続きます。

『雨に唄えば』 75点

2011-06-15 16:51:26 | 外国映画 1946~59




雨に唄えば


1952年/アメリカ






D・オコナーのボードヴィルが最高!





プロフィール画像

shinakamさん


男性






総合★★★★☆
75



ストーリー

★★★☆☆
70点




キャスト

★★★★☆
80点




演出

★★★★☆
75点




ビジュアル

★★★★☆
75点




音楽

★★★★☆
80点





アーサー・フリードが「巴里のアメリカ人」製作中に’20~30年代のヒット曲を使ったミュージカルを思いつき、翌年ジーン・ケリー、スタンリー・ドーネンに監督を委託して製作した。
もっとも有名なG・ケリーが独りで唄い踊る雨のシーンは映画史に残る名場面。「ザッツ・エンターテインメント」で一躍名声を得て、以来他の映画でも良く引用されている。その前のシーン、G・ケリー、ドナルド・オコナー、デビー・レイノルズの3人による「グッド・モーニング」もテンポも良く、これぞミュージカル映画という気分。
なかでもD・オコナーのボードヴィリアン振りは素晴らしく、ソロのシーンも含め完全にG・ケリーを喰ってしまった。ほかではシド・チャリシーのセクシーなダンス・パートナー振りと、マリリン・モンローを想わせる悪声?というより奇声を発揮した無声映画のヒロイン、ジーン・ヘイゲンの頑張りが目立っていた。D・レイノルズもダンスができなかったとは思えないほど見事な踊りを見せてくれたが、如何せん華がない。
ハリウッドがトーキーに移る内輪話をもとにしたシナリオがもう少し出来が良ければ、<MGM映画の集大成>作品として評価されたと思う。







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