晴れ、ときどき映画三昧

映画は時代を反映した疑似体験と総合娯楽。
マイペースで備忘録はまだまだ続きます。

『スウィート ノベンバー』 75点

2010-11-20 17:04:36 | (米国) 2000~09 

スウィート ノベンバー

2001年/アメリカ

盛りだくさんのラブ・ストーリー

総合★★★★☆ 75

ストーリー ★★★★☆75点

キャスト ★★★★☆75点

演出 ★★★★☆75点

ビジュアル ★★★★☆80点

音楽 ★★★★☆80点

未見だが’68「今宵かぎりの恋」のリメイク。主人公のキャラクター、職業、ファッション、親しい友人、ペットと子供、病、季節、街並み、テーマ音楽どれをとってもラブ・ストーリーの設定。盛りだくさんでこれ以上は無理というほどのてんこ盛り状態で、どことなく「オータム・イン・ニューヨーク」を思わせる。
とくに大切なのは主役の2人と場所だろう。「オータム...」はR・ギア、W・ライダーのNYの秋だが、こちらは、キアヌ・リーブス、シャリーズ・セロンのサンフラシスコの秋。ヒロインのS・セロンはサンフランシスコの街にお似合いのオシャレな住まいと衣装でぴったり。残念だったのは相手役のK・リーブスに魅力・存在感がなく、バリバリの広告プランナーとはとても思えないこと。2人の絡みに情感が湧いてこないのが致命的で2人ともラジー賞にノミネートされたのはS・セロンに気の毒だった。
脇役では隣人チャズ役のジェイソン・アイザックがいい味を出していた。立派な腕の女装振りは意外性があって一歩間違えるとぶち壊しになる難しい役柄だが、しっかり見せてくれた。
正統派ラブ・ストーリーはなかなか映画化が難しい時代となったということかもしれない。



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