イルマーレ
2006年/アメリカ
12振りの共演を楽しむ
総合 75点
ストーリー 75点
キャスト 85点
演出 75点
ビジュアル 80点
音楽 80点
「スピード」で共演して以来、12年ぶり2度目の共演となったキアヌ・リーブスとサンドラ・ブロック。韓国映画ファンにはお馴染みの2年間のギャップを超えたファンタジック・ラブストーリーで原作より大人の2人に設定されている。タイトルは「THE LAKE HOUSE」だが、邦題は韓国映画と同じにしてリメイクを強調して韓国映画ファンの取り込みを狙っている。
’04、シカゴ郊外のレイク・ハウスに越してきた建築家アレックス(K・リーブス)と研修を終えた若い医師ケイト(S・ブロック)は手紙でお互いを知るようになる。シカゴの病院勤めとなったケイトに会う約束をしたのが2年後の明日レストラン「イルマーレ」だった。
決して会えることのない2年の誤差を行き来する2人を細かく詮索しては幻滅するストーリー。
ここは2人の恋物語をそれぞれの家族のように見守るしかなさそうだ。
もうひとつの主役「レイク・ハウス」は撮影用に35トンの鉄材を使ってつくったとか。建築の都市シカゴの歴史ある建築物とともにマニアには必見。主題歌にポール・マッカートニー、挿入歌にキャロル・キングを使って盛り上げにひと役買っている。肝心の恋の行方は、どうでもいい?
S・ブロックはイメージとは違うひたむきなヒロインを好演していてなかなか大女優への道を歩み始めている。K・リーブスは実年齢より若々しいが無難な芝居で、及第点か?
シナリオにもう少し配慮が欲しかった。
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