本日の午前中は、本日開園!の小規模保育施設の入園&開園式にお呼ばれして行ってきました。
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なにげに、紅白饅頭のハート形が効いてますね(^^)v
職業柄、幼稚園・小学校・中学校等の行事にお邪魔することは多いのですが、保育園の入園式は初めてでした。
そもそも、保育園では入園式自体、行わないところが多いようですし。
が、このALOHA保育園では、今回が開園式でもある(第1回!)ということで開催したとのこと。
しかし、小規模保育施設となると、対象児童が(原則)0~2歳児なので、まあ子供たちの小さいこと。
見てるだけでほほえましい気持ちになりますね。
みんなが元気に、仲良く、楽しく、すくすくと育ってくれますように!
という流れを受けて、今日は小規模保育士施設に関連する話など。
3月議会において、この4月の保育所入所に関連する参考資料として、以下の内容が配布されました。
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色々と問題はあるのですが、この中でも、個人的にとりわけ気になるのが
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●地域型保育施設(=いわゆる小規模保育施設)の受入対象は0~2歳児
●この地域型を卒園する児童(=地域型卒園児)が、この春には145人存在
●うち40人が、初期段階では行き先が見つからなかった(=地域型卒園児不承諾数)
●最終的には、多くの児童の行き先が決まったものの、この資料の作成時点では依然として4人の行き先が決まっていない(=不承諾のまま)
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という点です。
上にも書いたとおり、地域型保育施設の受入対象は0~2歳です。
そのため、制度導入当初から「3歳児になった時の行き先は、本当に確保できるのか?」という点について、疑問視する向きがありました。
いわゆる「3歳の壁」という問題です。
本来この問題を解決するためには、認可保育所・認定こども園の整備等、物理的に受入可能な人数を増やすべきだと思っています。
一方で、保育士の不足・需要が高い地区における物件確保の困難さなど、数多の問題が存在するため、現実的には保育所の整備は需要に追い付いていません。
そこで準備されたのが、3歳児になっても、これまで通っていた地域型施設で預かってもらえる「特例継続入所」です。
(※特例継続入所の対象は3歳児のみ。4歳児は対象外。)
私、正直なところ、この特例継続入所が、ものすごく好ましいことだとは思っていません。
本来、あるべき対策は上に書いた通りだと思っていますので。
けれども現実を見た時に、ここはしっかり対応するべきところだと思っています。
だって、小規模保育施設で子供を預かってもらっている保護者さんが
「0~2歳の間は、小規模保育施設で預かてもらえたので、なんとかなった。
でも3歳児になる、この4月からは、もうどこでも預かってもらえない…」
てな話になった場合、ものすごい影響を受けてしまうわけで。
一方で、これまで西宮市は、どのような場合に、特例継続入所を認めるかを明らかにしてきていませんでした。
市の正式な見解が示されない上、実際に行き場のない児童が出てきている以上、保護者の方々が心配するのは当然の話です。
というわけで、いろいろと非公式に市と折衝した結果、
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●ハード・人員等の面から、施設での受入が可能
●施設側に3歳児受入の意思がある
●(以上二条件を満たしていることを前提に)特例継続入所を行わなければ、当該施設から待機児童が発生する
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場合は、原則、特例継続入所(=3歳児を受け入れる)を行うことになりました。
今後、対象者に対しても、しっかり告知していくとのことで、甚だささやかではありますが、ちょっとした前進だと思っています。
ちなみに今回の、「市が、どのような場合に、特例継続入所を認めるかを明らかにしていないので困る!」という話は、ブログをご覧になった方から頂いたメールがきっかけで、調査・交渉を始めることになったお話です。
そういう意味で、こうしたご意見を頂き、それに対応していくことってのは改めて、大切やなと。
つくづく現場のことは、現場でその問題に直面する方こそが、一番ご存知なわけで。
「子育てするなら西宮」を掲げる本市にとって、待機児童問題に具体的な対策を持って、取り組んで行くことは、きわめて重要だと思っています。
引き続き、頂いた声・ご意見を大切にしつつ、真摯に課題に取り組んでまいります。
というわけで今日のブログは、このへんで。
それでは失礼いたします!