私にとって、3月議会における最大の話は、やはり「国家公務員の水準を上回る給料水準にある職員の昇給を止める!」という例の話でした。
↓
【ご参照】
①西宮市政100年の歴史の中で、初めて否決された新年度予算。が、今日のブログは給料表の見直しに関わる話がメインです!
②給料表カットの効果が新年度予算で示されなかったのは時間がなかったから。カット対象者は昇給していませんし、今後も昇給しませんので念のため。
この件、にしつーさんにも取り上げて頂きました。
修正予算についても詳しく取り上げて下さっています!
↓
西宮市議会が本気出してる。予算1億円以上カット @2025/3/31付・西宮つーしん
↑
修正予算については、こんなややこしい話を、この水準で分かりやすく、伝わるようにまとめて頂いている事に脱帽。
メディア(?)としての性質はもちろん、そもそもの方向性が異なっていることはよくよく分かった上で、市の広報にも学ぶべき部分は多々あるように思いますね。
なお、この件について最新の市政報告には、こんな表を掲載するつもりです。
分かりやすくできて、ご満悦。
納品されて、配り始めるのが楽しみ♪
↓
なお、この話についての討論は、以下の動画の49分経過頃~1時間28分頃でご覧頂けます。
↓
西宮市議会 議会中継 - 発言内容
↑
ちなみに、この話題についての質疑は総務常任委員会で行われたので、本会議場で行われたのは討論のみ。
ここは先日、ご紹介した議員定数削減の話とは異なるところですね。
こちらも会派・議員ごとに大きく異なる考え方や姿勢が示されていますので、よろしければご覧ください。
なお反対側の方から、多く聞かれたのは「組合と市が交渉でまとまった結論を、市がひっくり返すのは越権行為!」という趣旨の話だったと理解しています。
で、そういうのとは全然別筋で、かなりビビった話が議案提出までの過程であったんですよね。
なので、今日はその話をば。
この話について、本会議に先立ち、総務常任委員会で質疑がなされたのは上に書いた通り。
↓
【ご参照】
●「同等の職位でも国家公務員より高い給与水準にある職員を賃上げするなら、実力行使にでる!」と宣言してきた私。本日の総務常任委員会で宣言通り、行動しました!! @2025年3月のブログ
それに先だって、質疑が予定される総務常任委員会のメンバーの方には、出来るだけ事前に話を聞きに行くようにしていました。
やる以上、意味のある質疑をしたいですしね。
で事前に話を聞きに回っていた中で驚いたのが、市民クラブの田中あきよ議員が質疑内容を準備するべく、3/24の夜にChatGPTで検索してみたところ
-----
●長岡京市で、市が職員給与の改定案を議会に提出
↓
●議会が、その内容を大幅削減する修正を加える
↓
●市長側が「議会の修正は違法!」と訴えて訴訟
↓
●大阪高裁が違法と判断!!
-----
という内容が出てきたという話。
いや、それがホンマならシャレになりませんよ...
その晩、田中議員がコピペされていた内容は以下の通り。
↓
ところが、この内容を翌日、再度検索してみたら、こんな事例は出てこない、と。
加えて、
-----
●長岡京市に直接確認してみたが、そんな事例はないと言われた...
●大阪高裁の記録を見ても、そんな記録はない...
-----
ということだったそうな。
自分が調べている過程で、同様に「長岡京市で訴えられて、議会が負けた事例がある!」てな話が出てきていたら、この議案、よう出さんかったのでは...とさえ思います。
私自身も怖いですが、それ以上に、議案に賛同して下さる方々に迷惑かけるわけにはいきませんもの。
しかし、やっぱり生成AIって、こういうことがあるんですね。
ここには書きませんが、もう一つ、3月議会に関連して、誤った情報が生成AIから出てきた事例があり、ほんま怖い…
そら、ChatGPTを業務に積極的に使用することに否定的な自治体も存在するわな...と。
とは言え、私は事実関係の確認はしっかり取る等、気を付けるべきには気を付けることを前提に活用すべきという立場ですが。
てなわけで、実は提出から可決に至るまでに、こんな話もあったんですよ~というお話でした。
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。