今日から公立小学校は新学期スタート。
長男も元気に、家を飛び出て行きました。
我が家同様、なが~い春休みが終わって、ほっと一息というご家庭も、
多いんではないかいなと。
さて本題、先日のブログの続きです。
先日のブログでは、
○3月議会で市職員の給与制度の一部見直しを行う条例が
提案されたこと
○この内容は妥当なものを含んでおり、
効果という面からも、一定評価できる内容であること
○しかしながら、これでは、まだ不十分であること
を書きました。
既述の通り、本市の給与制度には、まだまだ多くの問題が残っています。
そういう意味で、今回の見直しは一定評価できる内容ではあっても、
手放しで誉めることができる内容ではありません。
重要な内容は複数ありますが、その中でも、特に気になる一点目は、
「基本給が、国・近隣市に比べて大幅に高い水準にある」
という点です。
これ、↓こちら↓をご覧いただければ、一目瞭然かと。
「rasu20120409.pdf」をダウンロード
一般行政職も高めの水準ではありますが、よりはっきりしているのが、
技能労務職の基本給が「同様の業務に従事する国家公務員」と比較して
約4割も高い水準にあるということ。
これ、どう考えても、正すべきだと思うのですよ。
で、こうなってしまっている、その原因は、
「職種・業務内容を考慮することなく、
一般行政職(いわゆるホワイトカラー的業務に従事する職員)と
技能労務職(いわゆるブルーカラー的業務に従事する職員)の
基本給が、一律の給料表で決定される」
という現行制度にあります。
給与制度を抜本的に見直すというのであれば、
ここに手を付けることが、絶対に必要です。
具体的には、
○一般行政職と技能労務職の給料表の分離
○技能労務職の給料水準の見直し
○係長級以下の一般行政職の給料水準の見直し
に取り組むべきだと私は思っています。
(ついでに言うと、その際には、教育職・医療職等の給料表も、
当然見直すべきです。)
ちなみに、市長の選挙公約の一つに、
「経常収支比率を80%に!」というものがあります。
これを実現しようとするなら、この問題に手をつけることを
避けては通れません。
(この点、詳しくは、↓こちら↓をご覧下さい。
http://www1.ocn.ne.jp/~shigi/report/27b.pdf)
「選挙公約だから!」という理由で(他にもあるのかもしれませんが)
中央病院の移転・建替えに、そこまで執念を燃やすのであれば、
同じだけの熱意を持って、こちらにも取り組んでもらわねば、
筋が通りません。
今回の内容は、全然、「給与制度全般を見直し」ではないですよ。
というわけで、引き続き、指摘・提案など、続けてまいります。
それでは失礼致します。
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