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西宮市議会議員 しぶや祐介の活動日記

「子育てするなら西宮」「文教住宅都市・西宮」「住み続けたいまち西宮」の実現を目指す西宮市会議員のブログ。

「アンケートは昨年12月に行ったもの。今では状況は大きく異なってます( ー`дー´)キリッ」⇒いやいや、12月にこんな状況だったことを反省しましょうよ…

2022-08-22 13:34:49 | 夢はぐくむ学びのまちを実現するために

お盆休みも、多くの方は終了ですよね。
というわけで本日は阪神香櫨園駅で駅立ちでした。
明日は阪急甲東園駅×東、明後日は阪急西宮北口駅×北西で頑張ります!
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さて本題、6月議会で行った一般質問のご報告の続き。
今日は前回ブログの内容を踏まえての具体的な質疑のご報告ですよ。
それでは早速始めます。
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【ご参照】
1/3の学校ではタブレットはほとんど使ってない、教師の1/3は使い方がよく分からんと感じているってどういうこと!?@前回のブログ

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【質問①】
全体の1/3が、ほぼタブレットを利用していないというアンケート結果についての、市の見解はどうか?
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【答弁①】
GIGAスクール・セカンドパッケージに示したアンケートは昨年12月に実施したもので、ご指摘のとおり、3分の1の子供がほぼ使っていないことが把握できました。
昨年度は緊急事態宣言や蔓延防止等重点措置が発出され、臨時休校等の学びの保障として、オンラインでのタブレット活用を最優先に準備をしてまいりました。
毎日の授業やその他の教育活動でのタブレット利用については、コロナ禍で業務が逼迫しており、教員に研究や推進していく余裕がなかったことが要因と考えております。
今年度は、朝学習でデジタルドリルを利用する学校が出てきたり、各校の研究でも「タブレットを活用した授業研究」や「タブレットの授業内外での活用」といった内容が増えてきています。
そういったことからも、アンケート調査時期から数カ月経過した現在、利用度は高くなっていると考えております。
今年度は1日1回授業で利用することを目標としており、その実現にむけて、研究指定校での研究の推進、研修や実践事例の紹介などを行い、特に利用頻度に課題があると思われる学校を中心に、継続的な支援に努めてまいります。
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【意見・要望①】
「アンケートは昨年12月に実施したもの」、「アンケート調査時期から数カ月経過した現在、利用度は高くなっていると考えております」とのことでした。
多くの保護者が緊急時の対応について不安に思い、私共からも再三、指摘していたにも関わらず、昨年12月の時点で、これだけ使われていなかったこと自体が大問題です。
このような状態であったためにコロナ第6波の際、学校での対応が大きな問題となった。
そのことを十分、反省して頂きたい。
その上で、答弁にあった「今年度は1日1回授業で利用する」という目標を全校・全学級において早期に達成して頂きたい。

【質問②】
教師の1/3が、タブレットに掲載されているソフトやコンテンツの使い方・活用方法が分からないとしている。
市は現状をどのように受け止めているか?
また集合研修で、こうした声に対応することには限界があると考えるがどうか?
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【答弁②】
授業支援ソフトについては、昨年度、一昨年度と指導主事が学校に出向き、基本的な操作研修を行いましたが、アンケート結果から実際の授業で使うイメージがつかめていない教員が多くいることがわかりました。
教育委員会としましては、体験的な実践研修が、最も効果的な対応策だと考えており、今年度も集合研修に加えて各校へ出向き、より具体的な研修を行なっていきます。
さらに、実際の授業イメージがつかめる実践事例を数多く提供することで、ICT活用に対する困りごとの解消を図ります。
これまでに作成した、ICT活用実践46事例に加えて、授業に特化した1人1台タブレット授業実践事例を37事例作成しており、これらを共有することで、使い方や活用方法をより多くの教員に周知し、活用頻度の向上を図ります。
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【意見・要望②】
「体験的な実践研修が、最も効果的な対応策だと考えて」いる、「集合研修に加えて各校へ出向き、より具体的な研修を行なってい」くとの答弁でした。
手法についてはお任せするしかありませんが、これだけ多くの教師が「ソフトやコンテンツの使い方・活用方法が分からない」としていることに、強い危機感を持つべきです。
教育委員会が責任を持って、全ての教師がタブレットを有効活用できる状況を整えて頂きたい。

【質問③】
各学年・各教科におけるタブレットの活用方法について、市として整理・定型化し、全校で利用する取組を進めるべきと考えるが、市の見解はどうか?
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【答弁③】
先ほど示した1人1台タブレット授業実践事例には、活用目的や活用場面、使用するソフトやコンテンツを分類して示しています。
また、授業準備段階での活用や、一般的な授業スタイルに沿った場面ごとのタブレット活用例を示した「教科指導におけるICT活用の手引き」を作成し、教員へ周知しております。
この手引きと実践事例を関連付けた資料をマニュアルとして使用することで、授業づくりの場面で具体的なタブレット活用のポイントを理解し、最終的にはツールとして自由に活用ができることを目標としていきます。
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【意見・要望③】
全ての教師がタブレットを利用した授業を自由自在に展開できるようになるならば、なにも言うことはありません。
しかしながら私は、現実的にはそうなることは難しいと思っています。
だからこそ整理・定型化を進めることで、どの教師も最低限の利用はできるようにするべきと思いますが、市の考え方はそれとは異なるようです。
「手引きと実践事例を関連付けた資料をマニュアルとして使用することで、授業づくりの場面で具体的なタブレット活用のポイントを理解し、最終的にはツールとして自由に活用ができることを目標としていきます」との答弁でした。
重要なのは結果であり、全ての教師が答弁にあったように「ツールとして自由に活用ができる」なら、私の方から言うことは何もありません。
そうなるかどうかを今後もしっかり見ていきたいと思います。

【質問④】
教材についても、市として統一的なコンテンツを複数用意し、教師がその中から選べるようにすることで教師の負担を軽減可能と考えるが、市の見解はどうか?
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【答弁④】
ご指摘のように教材の中で汎用性のあるものを、市として収集、整理していくことは教員の負担軽減の一助と考えます。
現在、公開している「まなみや」には民間企業のフリー教材や他の自治体が作成した教材などを紹介しております。
また教員向けの「まなみや」には各校が作成したものを整理しております。
今後も継続的に有益なコンテンツを収集、整理してまいります。
また、様々な機会を通して積極的な活用を促してまいります。
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【意見・要望④】
「教材の中で汎用性のあるものを、市として収集、整理していくことは教員の負担軽減の一助と考え」る、「今後も継続的に有益なコンテンツを収集、整理して」いく、「様々な機会を通して積極的な活用を促していく」との答弁でした。
一定評価できる内容と受け止めています。
一部の学校には手間をかけることを美徳としすぎるがために効率化につながる教材等、ツールの活用に後ろ向きな感覚があるようにも聞いています。
教師の負担軽減という観点からも、答弁にあった内容を積極的に進めて頂きたい。

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事前の調整をしている中で衝撃的だったのが当初、教育委員会側が「このアンケート結果は昨年12月時点でのもの。なので現状はより良くなっています!」と自信満々な雰囲気を漂わせていたこと。
いやいや昨年12月時点で、こんな状況だったから第6波の際、混乱を極めてわけですが、そのことに値する反省の意識とかはあんまりないのか???と。
つくづく根深いと思います…

なお、この件、今後に向けて最も重要なのは、長くなりすぎるためい次回以降にまわした「質問⑤」に関するやり取りだと思っています。
なので次次回以降、この内容についてご報告予定ですので、暫しお時間くださいませ。
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。

PS.
毎議会、本会議初日の一週間前に議会運営委員会が開催され、そちらで当該議会での重要案件等の説明が行われることになっています。
というわけで今9月議会の一週間前議運である8/24(水)に市長公約でもある「こども医療費の無償化」についての説明もあるものと思われます。
なにせ6月議会で「詳細は9月議会で!」とのことでしたし。
こちらの内容も次回ブログにてご報告予定ですので、暫しお待ちください。
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【ご参照】
節電のため、テレビをこまめに消しましょう&市長公約である「18歳までの医療費無償!」の詳細は9月議会で示されるそうです。


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市内で確認された新型コロナウイルス感染症の患者数は以下でご確認いただけます。
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市内の感染状況@西宮市HP

市立学校・幼稚園・保育所や市立病院等での新型コロナ感染者確認状況、市内でのクラスター発生等、最新の情報は以下でご確認頂けます。
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記者発表資料・市長記者会見@西宮市HP
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